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家族の闘病を支えるファンに感謝「スーパーナチュラル」俳優

スパナチュのファンは優しく、思いやりにあふれている。 - ジム・ビーヴァー
スパナチュのファンは優しく、思いやりにあふれている。 - ジム・ビーヴァー - JB Lacroix / WireImage / Getty Images

 米テレビドラマ「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」で長年ボビーを演じたジム・ビーヴァーが、闘病中の姪(めい)のために力を貸し、支え続けてくれているファンたちについて The Hollywood Reporter に語った。

「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」【写真】

 ジムが姪と呼んでいるのは、実際には姪の娘にあたる16歳のキラ。視力が急激に落ちたため検査をしたところ、手術不能な脳腫瘍が見つかったという。「すごくまれな腫瘍で、彼女のは特に恐ろしいやつなんだ。治療の仕方もよく知られておらず、試験的な部分もあるから保険会社も支払いを躊躇(ちゅうちょ)していて、家族全員がどうなるのかと恐怖を感じているよ」とジムは語っている。

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 これまで、さまざまなチャリティーのために資金集めをしてきた彼は、絆が特に強いことで知られる「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」のファンの力を借りようと思ったという。キラの両親はどんどん高額になっていく医療費を何とかしようと、クラウドファンディングのページを立ち上げていたので、ジムはTwitterとFacebookなどのフォロワーに事情を説明。その1時間後には何千ドルものお金が集まったという。

 また、キラのもとにはファンからお見舞いのカードやプレゼントも多数届いているとのこと。「キラは『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』のキャストの影響力を理解していなかったようだから、ようやくおじさんのすごさを知ってくれたみたいだ。涙を浮かべて、感動していたよ。すごかった」とジムは言っている。

 2004年にがんで亡くなったジムの妻シシリー・アダムスさんは「スター・トレック/ディープ・スペース・ナイン」に出演していた女優。生前、彼女に連れられて「スター・トレック」のファン・コンベンションに行ったとき、同じテレビ番組を愛するファンの絆の強さを実感したという。「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」のファンは優しく、思いやりにあふれていると言い、「これだけの影響力を持つ番組に少しでも関われたことを誇りに思う」と語っている。

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 ジムが演じるボビーは第3シーズンで、自分たちの問題だから人を巻き込まずに済まそうとするディーン(ジェンセン・アクレス)とサム(ジャレッド・パダレッキ)・ウィンチェスターに対し、「血縁だけが家族じゃない」と言うシーンがある。ジムによると、このセリフはシリーズの中でもファンの心を打ったセリフで、誰かが支えを必要としているとき、スパナチュのファンは家族として団結し、支えてくれることに常に感動しているそうだ。(澤田理沙)

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