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目を覆うほどの集団性的暴行事件…完全主観の衝撃作「被害者が見たままの世界」

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主演の平塚千瑛

 15歳の元日に集団性的暴行被害にあい、加害者への復讐(ふくしゅう)だけを胸に生きてきたという雪村葉子さんの衝撃的な手記を映像化した映画『私は絶対許さない』の初日舞台あいさつが7日、テアトル新宿で行われた。主演を務めた平塚千瑛は「このような性犯罪は決して許してはいけない」と語り、本作に込めた思いを語った。この日は、西川可奈子友川カズキ隆大介佐野史郎出口陽(主題歌/元SKE48)、和田秀樹監督も来場した。

映画『私は絶対許さない』予告編

 『受験のシンデレラ』などで知られる和田監督が、主人公目線ですべてを撮影するという完全主観撮影に挑んだ本作。成人した主人公・葉子を演じる平塚が「目を覆うシーンもあると思いますが、これは(原作者の)雪村さんが見たままの世界です。このような性犯罪は決して許してはいけない」とコメントするほどに、被害者の恐怖や苦しみがリアルに伝わる内容となっている。

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 和田監督は、精神科医の肩書も持っており、「もともとは精神科医として、雪村さんの原作の解説を書いてくれと言われたことが今回のきっかけとなりました」と切り出すと、「性犯罪のトラウマ(心的外傷)というものは、時間の連続性を断ち切ってしまうのが恐ろしいところ。被害者でありながら(その後の人生で望まぬ道に進み、)さらに傷つけられてしまう。そういったことが彼女の手記に書いてあった。そこを理解してもらわないと、性犯罪がどれだけ人の人生を変えてしまうものなのかが伝わらない気がしたので。わたしなりの思いで、どうしても映画にしたかった」とその思いを語った。

(左から友川、隆、西川、平塚、佐野、出口、和田監督)

 主観撮影であるゆえに、平塚の体当たりの演技はなかなか映らない。それでも本作に参加しようと思った理由について、平塚は「このお話が実話であること」と話すと、「いろんな境遇にありながらも、それと戦ってきた雪村さんの生き方から、生きる強さを教えてもらった。そして雪村さんの顔がわたしと似ているところにも、親近感がわきました」と説明。学生時代の主人公を演じた西川も「雪村さんの内面を映し出すところに、主観撮りならではの臨場感がありました。監督の演出に妥協がなく、ほかの作品なら描かないようなところにも、監督の思いがぶつけられている」と付け加えた。

 また、この日は台北の空港で暴行事件を起こした隆が、事件後初となる公の場に登場。緊張気味の表情で「私的なことですが、おわびしたいと思います。3年前に不祥事をおこしました。その節はおさわがせしてすみません」と謝罪した隆は、「映画は、社会的な意義深い作品だと思っています。この作品で、和田組に参加できたことを誇りに思います」と続けると、3年ぶりの映画出演となった本作について「しあわせな時間を過ごさせていただきました」と語るひと幕もあった。(取材・文:壬生智裕)

映画『私は絶対許さない』はテアトル新宿ほかにて全国順次公開中

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