デヴィッド・ボウイを追い続け40年以上!鋤田正義の撮影秘話

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デヴィッド・ボウイを40年以上追い続けた世界的写真家・鋤田正義

 40年以上追い続けたデヴィッド・ボウイや、YMO忌野清志郎など、時代を画したアーティストのポートレイトやアルバムジャケットを手掛けた写真家・鋤田正義の軌跡をひもとくドキュメンタリー映画『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』が公開となり、19日、都内で行われた初日舞台あいさつに、鋤田本人が登壇した。本作にも出演し、音楽など幅広いジャンルで活躍するプロデューサーの立川直樹を相手に、ポートレイトを撮る際に信念にしていることや、ボウイやイギー・ポップとの思い出などを語った。

『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』フォトギャラリー

 観客からの熱い拍手を受け、登場した鋤田。最初に「自分の人生が映画に凝縮された感想は?」と立川に水を向けられ、「何か、恥ずかしいんです。いつもは撮る方に回っているので、撮られるのはどうも落ち着かないです」と照れ笑いを浮かべつつ「今年の5月5日の誕生日でちょうど80歳になって、その直後に(本作が)全国で公開されるのは、結果として良かったなと思っています」と満足そうな表情。

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相手と同じ目線でいたいと語る鋤田正義

 ボウイのアルバム「HEROES / ヒーローズ」やYMOの「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」、清志郎の「Memphis」のアルバムジャケット、ジム・ジャームッシュの映画『ミステリー・トレイン』のスチール撮影など、一度見たら忘れられない作品を撮り続けてきた鋤田。「ポートレイトを撮るときの僕の信念は、常にフィフティ・フィフティ。上から目線も下から目線もイヤで、いつも(相手と)同じ目線でいたい。自分はそうやってやってきましたね」と自身の根幹に関わる撮影スタイルを、サラリと口にする。

 そして、やっぱり観客が聞きたかったのは、例えばこんな撮影秘話。「1977年にボウイがポップと一緒に来日したとき、2人を1時間ずつ撮影したんだけど、ボウイのポーズの取り方は圧倒的で、ポップの方は全然動きがなかったんです。でも2013年にソウルでポップを2度目に撮影したとき、彼は打ち解けて、思いっきりやり出して、いい表情の写真がたくさん撮れました。ボウイは服を着てカッコいいタイプ、ポップは裸の体のカッコよさで、年をとっても客席にダイブして体は傷だらけ。裸で表現しようとしている彼の気迫を感じて撮った写真を、とても喜んでくれた」と鋤田。

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“バースデーどら焼き”で80歳を祝福

 立川が「本作で布袋(寅泰)くんも、鋤田さんが撮ったマーク・ボラン(T・レックス)の写真が、自分をロックとギターに出会わせてくれたと言ってますね」と言うと、鋤田は「僕の写真が役に立って、いいことをしたのかな」と答えていた。最後には、どら焼きが大好物という鋤田のためにバースデーケーキならぬ巨大な“バースデーどら焼き”がサプライズで登場。80歳を皆で祝福した。

 本作は、音楽、映画、広告、ファッションの分野で、時代を表現する写真を撮り続けた鋤田の創作活動と、被写体に愛されるその魅力的な人物像に迫るドキュメンタリー。鋤田自身がアーティストとの思い出や写真への情熱を語るほか、元YMOの細野晴臣坂本龍一高橋幸宏や、布袋寅泰MIYAVI、ジム・ジャームッシュ、永瀬正敏是枝裕和山本寛斎ポール・スミス糸井重里リリー・フランキーら著名人たちが、対談やインタビューで貴重なエピソードを披露する。(取材・文/岸田智)

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