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山崎賢人、数々の出演作がつながる「今の自分」

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主演映画『羊と鋼の森』が公開中の山崎賢人 - 写真:日吉永遠

 数多くの作品への出演が続く俳優・山崎賢人(「崎」は「たつさき」)。そんな彼の最新作は、2016年に本屋大賞を受賞した宮下奈都の小説を映画化した『羊と鋼の森』(公開中)だ。「久々に絵がない人物」を演じたことで見えてきたことがあったという。

真剣なまなざし…!ピアノと向き合う山崎賢人『羊と鋼の森』【画像】

 「2015年ぐらいから『ヒロイン失格』『orange-オレンジ-』『四月は君の嘘』など青春もののマンガ原作映画が続きました」と自身のキャリアを振り返った山崎。「自分の経験値が出てしまうと、どれも似てしまうと思ったので、原作に沿って寄せていくことを意識していました」と当時の作品へのアプローチ方法を明かす。

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 キャラクターに寄り添うことを強く意識しながら役に入り込んでいく。山崎はその作業について「とても楽しかった」と笑顔を見せる。しかし一方で、その人物の心の機微や、繊細な感情をしっかり表現できているのかという不安もあったそうだ。

 そんななか、出会った作品が『羊と鋼の森』だ。山崎が演じたのは新米のピアノ調律師の外村直樹。調律師という仕事を選んだ外村は人里離れた森で生まれ、音や気配に敏感な青年。細かい表情や視線、間で感情を表現する繊細な演技がこれまで以上に求められた。

 「実は、この映画の直前まで撮影していたのが『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』でした。あの映画は、キャラも立っていたし、気合を入れて、死ぬ気でやっていました。得るものはものすごく大きかったのですが、この映画(『羊と鋼の森』)ではそれを捨てなくてはいけないと感じたんです」。

 原作や台本をしっかりと読み込みつつも、すべてを捨てて、撮影現場と環境、共演者たちとの空気に自分を委ねるやり方。それはこれまで出演した作品で強く意識したアプローチ方法とは真逆のやり方だ。山崎は「まったく絵がないものを演じるということが新鮮に感じました。そして、その分、よりフラットな形で今回の作品に入れたと思うんです」と続けた。

 多くの映画やドラマへの出演が続いていることについて「今までやってきた作品で、出演しなければ良かったと後悔したことは一度もない。全部の作品が今の自分につながっている」と話していた山崎。自身が置かれている環境について「ありがたい」と感謝を示し、「ほかにも得られた経験はたくさんあります。活かせる部分は活かしながら、より新しい表現方法を発見していけたら」と前を向いていた。(取材・文:磯部正和)

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