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伝説のマフィアを演じたジョン・トラヴォルタ、完成まで8年の渾身作を語る

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マフィアにはピッタリの貫禄? ジョン・トラヴォルタ - Jim Spellman / WireImage / Getty Images

 ニューヨークマフィアのドン、ジョン・ゴッティを描いた話題作『ゴッティ(原題) / Gotti』について、主演のジョン・トラヴォルタが、6月15日(現地時間)、ニューヨークのAMCローズ・リンカーン・センター・スクエア13で行われた上映後Q&Aで語った。

【写真】『ゴッティ(原題)』でのトラヴォルタ

 本作は、マフィア組織ガンビーノ一家のボスとなったジョン・ゴッティ(トラヴォルタ)が、ニューヨークマフィアの中でのし上がっていくも、次第にFBIに追い詰められていくさまを描いたもの。ゴッティの妻ヴィクトリアを、実生活でもトラヴォルタの妻であるケリー・プレストンが演じている。テレビシリーズ「アントラージュ★オレたちのハリウッド」で俳優として活躍してきたケヴィン・コナリーが監督を務めた。

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 企画から完成まで約8年かかり、監督も数回は変わった本作。それでも、出演を切望し続けたことについてトラヴォルタは、「映画の歴史では、良作は時間をかけて作られてきたんだ。『フォレスト・ガンプ/一期一会』も10年、『カッコーの巣の上で』は15年近くもかかった。だから、それほど意外なことではないよ。それに、待つだけの価値はあったと思っているんだ。その間に、ゴッティ一家がどのような生活を送り、どのようにふるまっていたかなどを調べるのに時間を費やすことができたしね」と語る。セットでは実際にジョン・ゴッティが使用していた香水を付けて演じていたそうだ。

 それだけこだわって演じたジョン・ゴッティについては、「マフィアの世界は、『剣で生きれば、剣で死ぬ』というような生き方をしていて、厳しい環境下に身を置くが、彼らも仲間もそういう道を選択してきていたよ。けれども、家での彼はいたって普通の男で、家族や子供たちをとても愛していたんだ。完全に二つの世界を分けて暮らしていたし、性格も二面性があったんだと思うよ」と分析する。中でも驚いたのは、(マフィアであるにもかかわらず)多くの人に愛されていたことだそうで、「マフィアのボス、アル・カポネやジョン・デリンジャーは、一般の人からはそれほど愛されてはいなかったけれど、それはジョン・ゴッティのように小さな会社や店を助けてきたわけではないからだったんだ。彼は、マフィアという暴力の世界とは、全く異なった一面を持っていたんだ」と明かした。

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 ジョン・ゴッティと息子の関係については、「多くの父親は、自分の息子が望む職業に就けるようサポートするものだと思うけど、彼の場合は、自分が望むことにこだわってきたために、息子は自分に向いていない(マフィアの)人生を生きることになってしまったんだ。でも、死の床で、息子が今後もマフィアの世界で生きることを望んでいないことを把握していたと思う。Ricoh法(マフィアや麻薬カルテルなどの犯罪組織が、合法的に活動する一般の個人や企業の領域に浸透する行為を規制するもの)ができてから、マフィアには未来がないと思っていたんだろうね」と見解を述べた。また撮影中は、その息子ジョン・ゴッティ・Jrが毎日のようにセットを訪れていたそうで、そのかいあって細部まで正しく描けたことが良かったと感謝した。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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