ジェシカ・チャステインが惚れ込んだ、初挑戦の異色西部劇を語る

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左から、マイケル・グレイアイズ、ジェシカ・チャステイン、スザンナ・ホワイト監督

 映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』『ゼロ・ダーク・サーティ』の演技派女優ジェシカ・チャステインが、西部劇に初挑戦した映画『ウーマン・ウォークス・アヘッド(原題)/ Woman Walks Ahead』について、共演のマイケル・グレイアイズスザンナ・ホワイト監督と共に、6月26日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【写真】2017年、初来日時の美しきジェシカさま!

 本作は、19世紀後半にアメリカ政府からネイティブ・アメリカンの権利を守ろうと奮闘した女流画家キャロライン・ウェルドン(ジェシカ)の半生を描いたもの。ニューヨークの女流画家キャロラインは、ネイティブ・アメリカンが住むスタンディング・ロック保留地(現サウスダコタ州)で暮らすラコタ・スー族の戦士・呪術師のシッティング・ブル(マイケル)の肖像画を描くためにこの土地を訪れ、彼らと接していくうちに、土地を奪おうとするアメリカ政府と争うことになる。映画『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』などのホワイト監督がメガホンを取った。

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 ジョン・フォードセルジオ・レオーネなどの西部劇を観て育ち、それらが映画を製作するきっかけの一つになったというホワイト監督。だが、年を重ねていくにつれ、西部劇がいかに男の世界であるかを再認識させられたという。「結果を顧みない暴力の世界が描かれ、仮に女性のキャラクターが登場しても、大概は(男性に)助けられるためだけに存在するようなキャラクターだったわ。だから、従来の西部劇とは全く異なる観点からつづられた今作の脚本を読んで、すぐに惚れ込んだわ。これまで西部劇ではあまり主張してこられなかった女性(キャロライン)とネイティブ・アメリカン(シッティング・ブル)の声が語られていたのよ」。女性監督の観点で、女性が主演の西部劇を描いた試みがなんとも興味深い。

 一方、主演のジェシカは演じたキャロラインについて、「ニューヨークの女性がスタンディング・ロック保留地(サウスダコタ州)まで旅に出ることは、当時ではかなり驚くべき出来事だったと思うわ。加えて、シッティング・ブルとの友情まで育んでしまって。白人に対して裏切り行為をしているように見られてしまうの。それによって、(政府の)暴力という形で彼女は責任を取らされるはめになってしまうわ。でも彼女にとっては、どんな人種であろうと、全く違いはない。そこが彼女の素晴らしいところだわ」と説明し、すっかり惚れ込んだ役であることをうかがわせた。

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 そんなキャサリンを「歴史の中では忘れ去られている人物」と語るのは、脚本を読むまで、彼女のことをさほど知らなかったというマイケルだ。「でも重要なのは、女性の声がいかに沈黙させられてきたかをわれわれが知ることなんだ。僕は最初の2、3ページを読んですぐに、他の西部劇とは(女性の観点というアプローチの仕方が)異なっていることが理解できた。それに、僕が演じたシッティング・ブルが登場する前も、ネイティブ・アメリカンへの(敬意を表した)扱い方に、これまでの西部劇とは異なった重大な変化があることに気づいたよ」と本作の魅力を語った。

 演じたシッティング・ブルについては、「ネイティブ・アメリカンの中で最も有名な人物だから、よく知っていたよ。ネイティブ・アメリカンの文化の象徴的な人物を演じられることは素晴らしいことだった」と喜びと感謝を述べた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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