完全復旧した新千歳空港で、国際アニメーション映画祭が開幕

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新千歳空港賞を受賞した『デス・オブ・ア・ファーザー(英題) / Death of a Father』(インド)のソムナス・パル監督(写真左)

 空港内で行われる世界でも稀な映画祭・第5回新千歳空港国際アニメーション映画祭が2日、開幕した。映画祭に合わせて、9月6日に発生した北海道胆振東部地震の影響で休業していた新千歳空港温泉およびエアターミナルホテルが11月1日より営業が再開。これで同空港の全商業施設が完全復旧し、二重の喜びとなった。

開会の挨拶をする新千歳空港アニメーション映画祭実行委員会名誉委員長で日本アニメーション協会会長の古川タク(新千歳空港ターミナルビル・ソラシネマちとせにて)

 開会式で挨拶に立った同映画祭実行委員会名誉委員長で日本アニメーション協会会長の古川タクは被災した方へのお見舞いを述べた後、自粛ムードや空港内施設の被害状況を見て「この映画祭も開催は無理なんじゃないかと思った」と今だから明かせる真相を語った。

 その背中を後押してくれたのが、映画祭スタッフであり、空港関係者やスポンサー企業だったという。中でも海外ゲストが毎回、楽しみにしているという新千歳空港温泉はレストランとマッサージのみ10月6日に営業再開したが、目玉の温泉は12月まで復旧に時間を要する見込みだったという。その予定を大幅更新する尽力に、古川は「皆さんの熱意が伝わってきてうれしかった」と関係者に感謝した。

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オープニングを迎えたソラシネマちとせ。同劇場も震災で一時、休業を余儀なくされたが、1か月前に営業を再開した。

 同映画祭は“空港全体で発信する、空港だからできる映画祭”を目指して、世界の共通文化であるアニメーションをキーワードに2014年にスタート。ソラシネマちとせでの映画上映はもちろん、オープンスペースを使ってのワークショップやアニメーションの展示など空港全体で映画祭を盛り上げている。

国内線2階のセンタープラザでは映画祭期間中、アニメーション・アフレコ体験や空中浮遊GIFワークショップなど参加無料のワークショップやアニメーションの展示も行われている。

 またこの日は、映画祭事務局が選んだ、アニメーションの未来を担うべく、新千歳空港から世界に羽ばたいてほしいアニメーターに贈られる新千歳空港賞が発表され、『デス・オブ・ア・ファーザー(英題) / Death of a Father』(インド)のソムナス・パル監督に贈られた。(取材・文:中山治美)

第5回新千歳空港アニメーション映画祭は5日まで開催

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