稲垣吾郎、手塚治虫「ばるぼら」実写化で主演!監督は息子・手塚眞

稲垣吾郎 『ばるぼら』では異常性欲に悩まされる小説家を演じる
稲垣吾郎 『ばるぼら』では異常性欲に悩まされる小説家を演じる

 稲垣吾郎が、手塚治虫氏の異色漫画を原作にした映画『ばるぼら』で主演を務めることが20日、帝国ホテルで行われた「手塚治虫生誕90周年記念会」式典内で発表された。メガホンを取るのは手塚治虫の息子・手塚眞。手塚監督が治虫氏の漫画を実写化するのは初となる。

【動画】稲垣吾郎、異常性欲に悩まされる小説家に!『ばるぼら』予告編

 「ばるぼら」は1970年代に治虫氏が発表した作品で、その偉大なキャリアのなかでも、最大の異色作ともされており、英語、フランス語でも出版。世界中にコアなファンを持つカルト漫画の傑作として語り継がれている。

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 稲垣は、異常性欲に悩まされる売れっ子小説家・美倉洋介役で主演。2000年に手塚漫画が原作の舞台「七色インコ」に出演したことに触れ「小さいころから漫画は愛読していましたし、手塚作品で育ってきたようなものなので、とても光栄なことだと思います」と笑顔を見せる。

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『ばるぼら』海外版キービジュアル(C)2019 Barbara Film Commiittee

 そんな慣れ親しんだ治虫作品のなかでも、非常にエキセントリックな作品で主演を演じることになったが「自分にとって新しい挑戦。いまのタイミングでなければ演じられない役なのかなと感じました」とオファーを受けたときの感想を述べると「愛がむき出しになった僕を楽しんでもらえるのかなと思います」と期待をあおっていた。

 また手塚監督は『白痴』(1999年・ヴェネチア国際映画祭デジタルアワード受賞)、『ブラックキス』(2004)など独特の映画美学が国際的に評価されている鬼才。本作は日本、イギリス、ドイツの合作となり、撮影監督をウォン・カーウァイ監督作品等の映像美で知られるクリストファー・ドイルが務めるなど、非常に注目度が高い。手塚監督は「子供のころから読んでいて思い入れのある作品。映画監督として表現してきたことと、父親が描いたこの作品に接点があると思った」と数多くある治虫作品のなかから、本作を実写化した理由を語る。

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 会見には、稲垣、手塚監督のほか、自堕落なフーテン女・ばるぼらを演じる二階堂ふみも出席。父親の影響で幼少期から「鉄腕アトム」や「火の鳥」などの治虫作品を読んでいたといい「『鉄腕アトム』と『ばるぼら』は全く違う。どちらが本当の手塚先生なのか知りたいと思って参加しました」とオファーを受けた理由を明かす。稲垣とは初共演となるが「すごく文学を感じる方というか、初めて難しい本を手にとった感覚。だからこそ知りたいと思うし、そこに自分が追い付けていない未熟さ、大人になり切れてない部分を感じさせられる」と述べていた。

 3か国の合作ということで、撮影現場はさまざまな言語が飛び交うなど活気に満ちあふれていたという。海外映画祭での実績も豊富な手塚監督だが「映画祭を目指して作っているわけではありません」ときっぱり。それでも「いろいろな国の人に観てもらいたいという思いは強いので、なんでもチャレンジしていきたい」と世界中に作品を広めるための努力は惜しまないと誓っていた。

 映画の完成は今年12月、配給などは未定だが、2019年中の公開を目指す。(磯部正和)

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