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中島健人が血まみれ…!「砂の器」冒頭シーン撮影秘話

フジテレビ開局60周年ドラマ「砂の器」で天才作曲家にふんする中島健人
フジテレビ開局60周年ドラマ「砂の器」で天才作曲家にふんする中島健人 - (C)フジテレビ

 Sexy Zone中島健人が、フジテレビ開局60周年ドラマ「砂の器」(3月28日、19時57分~22時54分)にクランクイン。人をあやめた直後、血まみれのシャツ、黒いマントの出で立ちで、ハロウィーンでにぎわう渋谷を駆け抜けるという、ショッキングな冒頭シーンの撮影に臨んだ心境を明かした。

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 これまで度々映像化されてきた松本清張の名作小説「砂の器」を、舞台を現代に置き換えてドラマ化する本作。撲殺死体が発見された事件を捜査する今西刑事(東山紀之)と、捜査線上に浮かびあがる天才作曲家・和賀英良(中島/わが・えいりょう)の攻防を通し、事件に隠された哀しい秘密が描かれる。

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 中島が演じる和賀は、現大臣の娘と婚約し、自身の作曲人生の集大成ともいうべき新曲「宿命」の発表を控え、華やかな将来を目前にした青年。一方で、銀座でバーテンダーとして働く女性と関係を持っており、出自は謎に包まれているという設定。父・千代吉(柄本明)にまつわる秘密を暴かれそうになり、運命の歯車が狂い出していく。

 クランクインを迎えた中島は「“ただ走っているシーン”なのでは、と思うかもしれませんが、今日こそが大事なんです。和賀英良が一番自分の体に入り込む瞬間を捉えるのは、初日にしかできない、と思っているので」と、自身にとっていかに初日が重要であったかを強調。「人を殺害した直後で疾走するというのは、普通の走りとは違い“逃げる”という意味の走りで、自分もいろいろな役を演じてきましたが初めての感覚だったので、スリル感のある、ひりひりとしたクランクインとなりました」とこのシーンが持つ意味を真摯に解釈している。

 また、印象的な「白いシャツにマント」の衣装が意図するものについて、以下のように考えを述べている。「ハロウィーンの渋谷を疾走していく和賀のシーンは過去の『砂の器』にはないので、新鮮味もあると思います。映画の和賀の装いは白いタートルネックでしたが、今回は白いワイシャツ。白というところが共通しています。(血をつけて走るというシーンについて)作品的にも真っ白なものほど汚したくなるものなのでしょうか……」

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 撮影中、こまめにモニターをチェックする中島だが「関わる作品については、チェックはマストだと思っている」という。「ファーストカットが、初めて自分の中に和賀の魂が宿った瞬間なので、チェックしなくてはいけないと思っています。和賀という役は繊細なので、細かくどういう表情していくべきか監督と話しながら毎回、丁寧に確認していきたいと思います」

 「砂の器」は野村芳太郎監督、橋本忍さん・山田洋次脚本による1974年の映画をはじめ、これまで度々映像化。1974年の映画版では加藤剛さん、2004年の連続ドラマ版では中居正広、2011年のスペシャルドラマ版では佐々木蔵之介が和賀英良を演じていた。(編集部・石井百合子)

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