武田真治、筋肉ブレイクの胸中「不思議だし皮肉」

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映画『Diner ダイナー』に出演する武田真治

 NHKの「みんなで筋肉体操」で筋骨隆々な体を披露し、大きな話題を集めた俳優の武田真治(46)。最新映画『Diner ダイナー』でも“筋肉自慢の荒くれ者”というキャッチで、劇中では締まったボディーを惜しげもなく披露するキレキレの殺し屋ブロを好演している。現在のブレイクを「不思議であり、皮肉だなと思う」と語った武田に胸の内を聞いた。

【動画】『Diner ダイナー』武田真治インタビュー

この1年で足された言葉

(C) 2019「Diner ダイナー」製作委員会

 武田演じるブロは、殺し屋が集まる食堂「ダイナー」で、スペイン語を操りながらバカ騒ぎをする“輩”だ。上半身に鮮やかなタトゥーをまとい、我がもの顔で周囲を威嚇する。武田は「物語の序盤、作品の方向性を観客に提示する役。(メガホンをとった蜷川)実花さんに従って、ただただテンション高く演じました」と楽しそうに撮影を振り返る。

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 前述したように、ブロには“筋肉自慢”というキャッチがついているが「昨年5月の撮影時にいただいた台本には“筋肉自慢”というフレーズはなかったんです。この1年で足された言葉なんですよね」と笑う。

 武田の言葉通り、武田=筋肉というイメージが大きく広められたのは、昨年8月にNHKで放送された「みんなで筋肉体操」の影響が大きかったのだろう。しかし、武田は「そこに繋がったのは、僕が40歳になるときに実花さんに撮っていただいた『月刊MEN 武田真治』という写真集が大きかったと思うんです。この本で僕の筋肉のことを知っていただいた方がいて、それが巡り巡っていまに繋がっているんだと思っているんです。だから実花さんには感謝していますし、何かの形で返せたら嬉しいなと思っていたんです」と語る。

本気で鍛えるか、死ぬかぐらいの選択

 武田が体を鍛えるようになったきっかけは、25歳のころに患った顎関節症。「体調を崩してしまったとき、お医者さんからは『人前に出る武田真治でいるためには、死ぬ気で体力をつけないとダメ』と言われたんです。大げさなようですが、体を本気で鍛えるか、死ぬかぐらいの選択でした」。

 そこから武田は「人のせいにしても何も変わらないし、体調が回復するわけではない」と自らに言い聞かせた。マイケル・ジャクソンの「マン・イン・ザ・ミラー」を引き合いに出し、「まずは鏡に映る男から変えてみよう。そうすれば、世界も変わるかもしれない。しっかり自分をコントロールできれば、それが巡り巡って人助けになったり、またそれが自分に返ってきたりするかもしれない」と意識を変えたという。

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 さらに武田は言う。「気持ちだけ切り替えてもダメなんです。そこに体力がついていかないと、また気持ちが負けてしまう。理想的な信念を掲げても、それに伴う体力や行動力がないと妄想で終わってしまうんです。自分の体を持って体現していこうと思ったんです」。

まるでブラックジョークですよ(笑)

 やらなくては人生が終わってしまうーー。こうして始めたことが、ひょんなことから予期せぬ展開に広がりを見せる。武田は「不思議だと思うし、皮肉だなとも思います」とつぶやく。その真意を問うと「芸能人として肉体を評価されるというのは、例えばですが、基本的に10~20代の若い人なわけですよね。それがアラフィフになって、こうして取り上げていただけるなんて、まるでブラックジョークですよ(笑)」。

 とは言いつつも、いまはシニカルな発想も乗り越えてしまったという。「マイナスな部分から始まった肉体づくりですが、こうして話すことで、同じ病気やケガなどで苦しんでいる人の勇気になったらいいなと思う気持ちが出てきました。あとは僕ら世代だと、郷ひろみさんが昔と変わらぬフォルムで活躍されているのを見ると、すごく励みになると思うのですが、やればできるんだということを体現できたらなという気持ちもあるんです」。

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 「努力がすべて報われるとは思わない。でも自分を実らせておかないと誰も手に取ってくれないじゃないですか」と語った武田。パブリックイメージはまったく気にしないと話していたが、一方で「イメージを持っていただくことは悪いことじゃないので、受け入れたり裏切ったり……これからもうまく付き合っていきたいですね」とニヤリ。年代ごとにさまざまな顔を見せる武田の懐の深さに、今後も魅了され続けることだろう。(取材・文・撮影:磯部正和)

映画『Diner ダイナー』は7月5日(金)より全国公開

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