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MBS、京アニ放火事件の報道特別番組「京アニに伝えたい感謝の言葉」放送

失われたものの大きさ、人々の祈りや感謝の思いを伝える報道番組が放送
失われたものの大きさ、人々の祈りや感謝の思いを伝える報道番組が放送 - 写真提供:MBS

 毎日放送(MBS)は16日、先月18日に起きた、京都アニメーション放火事件の報道特別番組「祈りの夏・聖地の声~京アニに伝えたい感謝の言葉~」を、8月18日(日)の深夜1時25分~2時25分に放送すると発表した。

 番組では、事件の経緯そのものより、世界中から寄せられた励ましや、献花に訪れるファンの言葉、京都アニメーションのスタッフたちが、これまでどのようなアニメーションづくりを行なってきたのかを、作品のロケ地を訪れて振り返り、失われたものの大きさと、人々の祈りや感謝の思いを伝える。

 アニメ「響け!ユーフォニアム」の舞台となった京都府宇治市をはじめ、「けいおん !」の滋賀県豊郷町など、京アニ作品のシーンも紹介。大勢に人々に愛され続ける仕事の一端に触れていく。ナレーターは、同局の西靖アナウンサーと玉巻映美アナウンサーが務める。(編集部・入倉功一)

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写真提供:MBS

「祈りの夏・聖地の声~京アニに伝えたい感謝の言葉~」内容は以下の通り

 去る7月18日、京都アニメーション第1スタジオを襲った突然の放火殺傷事件。普段通り、机に向かってアニメーションを制作していたかけがえのないスタッフ、35人もの命が奪われた。

 事件は日本国内だけでなく世界中に報じられ、SNS上には「#PrayForKyoani」というハッシュタグが溢れ、悲しみが広がった。1か月経った今も国内外から多くの人が現場を訪れ、花を手向け、鎮魂の祈りを捧げ、感謝の気持ちを伝え続けている。献花に訪れたファンは「苦しい時に生きる力を貰った」「元気をもらった」「一歩踏み出す勇気が出た」「助けてもらった」と口々に語る。なかには病気と闘っている人、肉親を亡くし途方に暮れていた人、震災で被災した人もいる。京アニ作品が、さまざまな人の生きる力となり、悲しみや苦しみに寄り添って来たことがわかる。

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 京アニ作品の特徴は、日常の風景の細部にこだわった繊細な描写と言われる。そのリアリティーある背景の中で展開するストーリーと命を吹き込まれたキャラクターたちは、見るものに身近な存在として感じられる。スタッフは作品ごとにさまざまな地に赴いてきた。「響け!ユーフォニアム」の舞台となった京都府宇治市をはじめ、「けいおん!」の滋賀県豊郷町、「聲の形」の岐阜県大垣市、「氷菓」の岐阜県高山市、「涼宮ハルヒの憂鬱」の兵庫県西宮市、「Free!」の鳥取県岩美町……京アニ作品のシーンを紹介しつつ、その丁寧な仕事の一端に触れてゆく。

 番組では、沢山の人に文字通り、夢・希望・勇気を与えた京アニ作品のアニメーターたちが心を込めて描いたロケ地で、地元の方々やファンの方の話を伺い、その丁寧な仕事ぶりの足跡をたどるとともに、人々を魅了する作品を偲び、亡くなられた方の素顔にも触れながら、人々の心に響く京アニ作品の原点を辿っていく。

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