是枝裕和『真実』でベネチア映画祭開幕!オープニング飾った感想を語る

第76回ベネチア国際映画祭

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ジュリエット・ビノシュ、是枝裕和監督、カトリーヌ・ドヌーヴ - Pascal Le Segretain / Getty Images

 現地時間28日、世界三大映画祭の一つである第76回ベネチア国際映画祭がイタリアで開幕。コンペティション部門に出品されている映画『真実』で日本人監督としては史上初めて同映画祭のオープニングを飾った是枝裕和監督が上映後に取材に応じ、その感想を語った。

【動画】是枝裕和監督の新作『真実』特報映像

 「『羅生門』があるので日本人にとって特別な映画祭だということは十分承知しています」とベネチア映画祭について話した是枝監督。オープニング作品は「映画祭のスタートを決めることになる大役」としつつ、カトリーヌ・ドヌーヴジュリエット・ビノシュといった世界的スターが出演していることから、「(オープニングの)役割はキャストがそろえばそれだけで大丈夫かなと思っていました。なので役割は果たせたかなと思っています」と続けた。

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 観客の反応について聞かれると「反応を確認するほどの余裕がなくて。今日は自分の編集のことを気にして観てしまった」と答える。それでも「上映が終わった後にカトリーヌさんが『とても温かい、いい上映だった』と笑顔で語りかけてくれました。ジュリエットさんも『観ていていろんな感情のレイヤーがあって層が厚い映画で楽しめた』と言っていて。まずは2人がそういう感想だったのでホッとしています」と安堵の表情を見せた。

 「随所で笑ってほしいところで笑いが起きていて」と上映を振り返り、終盤のシーンで「すごくいい反応があって笑いが起きていたので。あそこで笑いが起きるということは(観客が)ちゃんと物語全体をつかんで1時間40分ついてきてくれたんだなと思ってホッとしました」と満足感もあったようだ。

上映後に取材に応じた是枝監督

 この日の昼に行われた本作の公式会見には多くの記者たちが集結し、会場は超満員状態だった。「集まっている記者の数が僕が経験した中で圧倒的に多かったので『あぁすごいな』と。カトリーヌさんとビノシュさんがそろうのはこういうことなんだなと思ってそれが驚きでした」と是枝監督。

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 ベネチアに「まだ来て24時間経っていないんです」と笑いつつ、「今日の公式上映のカトリーヌさんの衣装は素晴らしかったです。君臨している感じがあって。記者会見もそうですが、彼女が会場に入った時の拍手っていうのは彼女のキャリアに対してのリスペクトだと思うので。それがやっぱり嬉しいですね。僕も一緒に拍手をおくりたい気持ちでした。この24時間の中では記者会見の会場に入った時の拍手が嬉しいなと思いました」と感想を語った。

 日本で10月11日に封切られる『真実』は国民的女優のファビエンヌ役として主演にカトリーヌ・ドヌーヴを迎え、是枝裕和監督がつくりあげた家族ドラマ。ファビエンヌの娘リュミール役でジュリエット・ビノシュ、その夫ハンク役でイーサン・ホークが出演している。

 是枝監督にとってカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを獲得した『万引き家族』以来の新作長編映画であることから、ベネチア映画祭の最高賞にあたる金獅子賞を期待する声も上がっているが、是枝監督は「三大映画祭のコンペで受賞する作品とは違うところに球を投げてつくった映画。つくっている時からそう思っていて、つくりたいと思ったかたちにできあがっています」と作品について説明していた。(編集部・海江田宗)

第76回ベネチア国際映画祭は現地時間9月7日まで開催

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