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宇宙ステーションにスタジオ開設!双方向ライブ番組を配信へ

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「きぼう」に番組スタジオが開設 イメージ図
「きぼう」に番組スタジオが開設 イメージ図 - (C)バスキュール/スカパーJSAT/JAXA

 6日、クリエイティブカンパニーの株式会社バスキュール、スカパーJSAT株式会社、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)にスタジオを開設し、宇宙と地上による双方向ライブ配信を開始すると発表した。

 同事業は、3社による「宇宙メディア事業」の創出に向けた活動の始動に伴うもので、JAXAの共創型研究開発プログラム・宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)における活動の一環。その過程はフェーズ分けされ、フェーズ1において、地上400km上空を秒速8kmで周回するISSの日本実験棟「きぼう」船内に、番組スタジオ「The Space Frontier Studio KIBO(きぼう宇宙放送局)」を開設。ライブ配信では、ステーションに長期滞在する宇宙飛行士とのコミュニケーションが楽しめる予定だ。

 「きぼう宇宙放送局」では、プロジェクトに賛同するクリエイターにも協力をあおぎ、世界に向けたコンテンツを制作。スカパーJSATのほか、BSスカパー!、YouTube、SNS等における放送・配信も予定している。

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 バスキュールでは「きぼう」の機器なども活用し、ISSと地上との通信回線制約を考慮したデータ通信プロトコル、短時間で起動可能な双方向通信用専用アプリケーションを独自開発。2020年夏以降を目途に、対面型双方向ライブ配信システムの技術実証と、事業化着手に向けた実証を実施するとしている。また、2021年頃を想定しているフェーズ2では、XR(AR/ VR)を活用した映像配信を目指す。

 スカパーJSATでは「きぼう」船外に新たなカメラシステムを構築し、超高画質放送の開始に向けた検討と、ISSを利用した新たな通信システム構築の検討を開始。2022年以降に、スカパーJSATが保有する衛星通信網を活用した、「きぼう」からの超高画質ライブ放送・配信を目指す。

 そしてJAXAは、地球低軌道の空間を民間主体の経済活動の場へ発展させていくことを目標に、ライブ配信システムの新たな利用方法や、「きぼう」の機能拡充について検討を進めながら、フェーズ1の事業実施にかかる安全評価、軌道上機器の設置及び運用作業を行うとのこと。3社が手を取り合い、国や言語、世代、性別など、あらゆる立場の人々がつながりあう事業創出に取り組むことで、IISS及び「きぼう」の「新たなユースケースの開拓」を目指すとしている。(編集部・入倉功一)

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