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「スカーレット」戸田恵梨香、涙が止まらなかったセリフとは?

喜美子(戸田恵梨香)と照子(大島優子)
喜美子(戸田恵梨香)と照子(大島優子) - 提供:NHK

 NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土、総合・午前8時~ほか)でヒロインを演じている戸田恵梨香が「台本を読んだときに涙が止まりませんでした」というセリフを明かした。

あの頃…距離を縮めていく喜美子と八郎【写真】

 現在放送中の「スカーレット」は、焼き物の里として知られる滋賀・信楽を舞台に、ヒロインの喜美子が男性ばかりの陶芸の世界で奮闘していく物語。1月27日からの第17週では、夫である八郎(松下洸平)の応援も後押しとなり、喜美子が穴窯(あながま)を作って新たな挑戦を始めた。

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 戸田は喜美子の思いについて「喜美子は、ハチさんや家族みんなが、やりたいことをやってみたいという喜美子の気持ちを後押ししてくれることにありがたさを感じたと思います。それと同時に、失敗してなるものかという責任感もむくむくっと湧き上がってきたんです」と語る。

 「それなのに、何度も失敗が続きました。穴窯を作る前は、ちゃんと売れるものを作らなきゃいけないと話していた喜美子が、『売れなくてもいい、自分の作りたいものを作る』と言いだして……考え方も発言もまったく変わってしまいます。今まではお金を大事に、家族のために一生懸命やってきた人が、家族がだめになってもやり続けるっていう狂気に似た熱意を持ちはじめるんです。本当に自分がやりたいことと出会ったときって、今まで自分が積み上げてきたものもなかったことになるくらい、そっちに突き進んでしまうんだなと。天才になる人の片鱗を見た気がしました」

スカーレット
提供:NHK

 そして、何としても自然釉(ゆう)を完成させたいという気持ちを強めていく喜美子。戸田は「窯だきに使うお金について、ハチさんが『武志のためのお金やろ』というのも正論なのですが、喜美子には武志のお金を使って申し訳ないという気持ちは一つもないんです。ハチさんと離れてからは、ハチさんと離れたことに対して、武志に申し訳ないという気持ちを持つけれど、お金に対してはないんです。恐怖と責任を負っているし、絶対に成功させてやる、成功するまではやめたらいけない、それこそすべてが水の泡になる、と考えているのだと思いました」と分析する。

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 そんな喜美子を演じるなかで、戸田の心に深く迫ったセリフがあるという。「第17週100回(1月30日)の放送で、照子(大島優子)が喜美子のもとにきて、『目え、覚ませ』と言ったとき、喜美子は『ひとりもええなぁ』と返しました。このセリフが、17週まで演じてきた中で一番印象に残ったセリフです。一番衝撃的で、台本を読んだときに涙が止まりませんでした。『ひとりもええなぁ』というのは、今までの自分の人生を全部否定するような言葉じゃないですか。今まで、ずっと誰かのために生きてきて、それが喜美子の幸せでもあって、心の支えでもあったのに……。こんな重い言葉があるのだと、鳥肌が立ちました」

スカーレット
提供:NHK

 現在は第18週に突入し、挑戦を続ける喜美子の姿が視聴者の熱い視線を集めている。果たして喜美子は理想の色の焼き物を手にすることができるのか? 八郎との関係とともに今後も目が離せない。(編集部・大内啓輔)

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