オンライン上映で映画館を支援!公開延期が続くなか取り組み続々

映画『ホドロフスキーのサイコマジック』より
映画『ホドロフスキーのサイコマジック』より - (C) SATORI FILMS FRANCE 2019 (C) Pascal Montandon-Jodorowsky

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、劇場公開を予定していた新作映画が公開を延期せざるをえない状況が続いている。そんななか劇場公開と並行したオンラインでの映画上映を実現するとともに、映画館を支援しようとする新たな取り組みが行なわれている。

 アップリンクが配給元となっている、鬼才アレハンドロ・ホドロフスキー監督の映画『ホドロフスキーのサイコマジック』は、もともと劇場公開を4月24日に予定していたが、5月22日に延期されることが先日発表。その後、家にいながらも映画を楽しめ、かつ全国の映画館を支援できる「寄付込みオンライン先行上映」が行われることが決定した。

 アップリンクが運営するオンライン映画館「アップリンク・クラウド」では、同作を当初の公開日だった4月24日から、5月21日までの期間限定でストリーミング配信。オンラインでの視聴による売上は、本作の上映を予定している全国の映画館へ均等に分配される。通常プラン1,900円と寄付込みプラン2,500円が選択でき、いずれも72時間レンタル可能となっている。

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 また、劇場公開と並行して有料デジタル配信を行う「仮設の映画館」の取り組みも。想田和弘監督による新作ドキュメンタリー『精神0』は、劇場公開予定の5月2日からオンライン配信も同時スタートする。観客は公式サイトに掲載された『精神0』の公開を予定している全国各地の劇場一覧から、観に行きたい劇場を選択して作品を鑑賞。支払った料金は、必要経費を差し引いた後で一般的な興行収入と同じく5:5で分配される。

 鑑賞料金は一律1,800円で、鑑賞期限はレンタル購入から24時間以内を予定している(ストリーミングのみ)。「仮設の映画館」での上映は全国一斉で5月2日から5月22日の3週間を予定しているが、実際の映画館と同じくヒットすれば延長の可能性もあるとのこと。なお、上映を予定していた劇場が事情により休映・休館した場合も「仮設の映画館」では続映し、その収益の分配の対象となる。

タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~
『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』より - (C) Touch Me Not - Adina Pintilie

 ほかにも、6月6日から渋谷シアター・イメージフォーラムで公開を迎える予定の映画『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』が劇場公開とともに「仮設の映画館」での公開に向けて動き始めている。同作は、第68回ベルリン国際映画祭で金熊賞(最高賞)を受賞した話題作。現在、クラウドファンディングプラットフォーム「Motion Gallery」にて支援を呼びかけている。(編集部・大内啓輔)

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