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アニメ『泣きたい私は猫をかぶる』Netflix配信決定 新型コロナの影響で公開延期

劇場公開からNetflixで全世界配信されることになった『泣きたい私は猫をかぶる』
劇場公開からNetflixで全世界配信されることになった『泣きたい私は猫をかぶる』 - (C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

 『ペンギン・ハイウェイ』などを制作したスタジオコロリドの新作アニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』が、6月18日よりNetflixで世界独占配信されることが明らかになった。もともと6月5日の劇場公開を予定していた同作だが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、公開日の延期を告知していた。

 『泣きたい私は猫をかぶる』は、周囲からのイメージとは裏腹に、自分の感情を抑えて生きる中学生・笹木美代が、夏祭りで手にした不思議なお面で猫に変身し、思いを寄せるクラスメイト・日之出賢人のもとで、人と猫として絆を育む様子を描く青春物語。女優の志田未来と声優の花江夏樹が2人の声を担当。「ARIA」「たまゆら」などの佐藤順一と、新鋭・柴山智隆がダブル監督を務め、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』シリーズの岡田麿里が脚本を手がけた。

 Netflix配信の決定に、志田は「様々な作品が公開延期を決めている中、今作を楽しみに待ってくださっている皆様に無事にお届けできることが決まり、安心と嬉しさでいっぱいです。外に出ることも難しく制限が多い生活の中、楽しい気持ちになれることの一つがエンターテインメントだと思います」と安堵。「映画は観てくださる方がいて、本当の完成だと思っています。お届けする形は変わってしまいましたが、一人でも多くの方に観ていただきたいです」ともつづっており、一方の花江も「映画館で観られないのは残念ですが、家の中にいる事が多い今の状況の中、配信という形で皆様にお届け出来るのはいい事なのではないかと思います」とコメントを寄せている。

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 現在、製作・現場にかかわらず、ほぼ全ての映画関係者が新型コロナウイルスの影響を受けている。そんな状況を受けての配信決定に、佐藤監督は「作品にこめた大切なものは配信でも届ける事ができると信じています。是非この機会に何度でもご覧頂ければうれしいです」とコメント。柴山監督も「延期を決めたものの今も公開の目処が立っていない作品、撮影がストップしている実写の撮影現場も少なからずあるそうです。予定通りの公開が難しいと知らされたとき、この映画を必要としてくださる方々へ何としても届けたい、と思いを強くしました」といい「世界中の方々と同時に公開の瞬間を迎えられることが今は楽しみです」と配信に感謝。「『泣き猫』がみなさんの日々の暮らしの一助になれたなら光栄です。一人でも多くの方にこの映画が届くことを願うばかりです」とつづっている。(編集部・入倉功一)

<『泣きたい私は猫をかぶる』関係者一同のコメントは以下の通り>

わたしたちは映画が大好きです。『泣きたい私は猫をかぶる』は劇場用映画として作ってきました。

しかしながら新型コロナウイルスの影響で、
作品が予定通り劇場で公開できなくなっていく現実に直面しました。

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失われていく日常の中で改めて気づかされました。
映画に込められた多くの人たちの夢や熱意に。
お客さんに観てもらえる劇場という場所の素敵さに。

それでも今自分たちができることは、
作品を世に出すこと、
作り続けることだと考えます。

映画『泣きたい私は猫をかぶる』は、
インターネット配信で作品を届けることを決めました。
世界が混迷している今こそ、エンターテインメントが必要だと信じて...

映画『泣きたい私は猫をかぶる』はNetflixにて6月18日(木)より全世界独占配信

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