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タイ映画『バッド・ジーニアス』主演女優の最新作『ハッピー・オールド・イヤー』公開決定

『ハッピー・オールド・イヤー』ポスタービジュアル
『ハッピー・オールド・イヤー』ポスタービジュアル - (c) 2019 GDH 559 Co., Ltd.

 日本でロングランヒットを記録したタイ映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(2017)で主演を務めた、女優のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが、同作の製作スタジオGDH559と再びタッグを組んだ新作『ハッピー・オールド・イヤー』が、12月11日より全国で順次公開されることが決定した。

高校生たちのカンニング作戦!『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』予告編

 『バッド・ジーニアス』で、カンニングビジネスに手を染める天才高校生・リンを演じたチュティモン。『ハッピー・オールド・イヤー』で演じる主人公ジーンは、留学先の北欧でミニマルなライフスタイルを学んだデザイナーという役どころ。実家の小さなビルをデザイン事務所に改装するため、モノにあふれた家の“断捨離”を始めたジーンが、部屋の整理と反比例するようにモノにまつわる思い出に触れ、心が乱れる様子を描く。3月に開催された第15回大阪アジアン映画祭では、最優秀作品賞にあたるグランプリを受賞した。

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 監督を務めるのは、国内外で高い評価が寄せられるタイ映画界の新世代旗手、ナワポン・タムロンラタナリット。ワンシーン・ワンショットによる36の場面で男女の恋を描く長編デビュー作『36のシーン』が2012年の釜山国際映画祭でニューカレントアワードを受賞し、第27回東京国際映画祭でも上映。続く、女子高生の生活を400通以上のTwitter画面を通して描いた『マリー・イズ・ハッピー』はベネチア国際映画祭でプレミア上映、タイの最大手スタジオで制作した『フリーランス』(2015)など、実験的な映画作りに果敢に挑戦しながら、インディーズとメジャースタジオ双方で活躍する。日本でも映画祭では紹介されてきたが、本作が正式な劇場公開作となる。

 併せて公開されたポスタービジュアルは、チュティモン演じる主人公が、パステル調の色味を背景にしてゴミ袋を持ち佇むジーンを囲むように、彼女が「断捨離」しようとするアイテムがイラストで描かれるポップなデザイン。イラストは、姉妹イラストレーターユニットのSTOMACHACHE. (ストマックエイク)が手掛けた。(編集部・入倉功一)

映画『ハッピー・オールド・イヤー』は12月11日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

カンニング描くタイの大ヒット作『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』予告編 » 動画の詳細
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