アニメ業界の未来を担う学生の映画祭、オンラインで開催

ICAF2020ポスタービジュアル
ICAF2020ポスタービジュアル

 18回を迎える学生アニメーションの祭典インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2020(以下、ICAF)が、今年は9月19日~10月4日にオンラインで開催される。上映作品の中には卒業生の作品も含まれており、フェスティバル・ディレクターの布山タルトは「昨年度の卒業生達の多くは、新型コロナウィルスの影響で卒業制作展という作品発表の場を奪われてしまいました。ICAF2020を通じて、一人でも多くの方々に作品をご覧いただきたい」とコメントしている。

The Balloon Catcher
『The Balloon Catcher』金子勲矩(多摩美術大学)

 ICAFは2002年にスタート。大学や専門学校などの教育機関で制作された学生作品を上映する映画祭で、教員たちがボランタリーで運営を行っている。今年は東京藝術大学など22校が参加。メインの各校選抜プログラムでは、各校の教員によって推薦された総計159本が上映される。

家の前に大きな木がある
『家の前に大きな木がある』劉軼男(東京藝術大学)

 中には楊翔安さん(武蔵野美術大学)の『ACCEPT』のように、同時期に開催されるショートショートフィルムフェスティバル&アジア2020(9月16 日~27日)の将来有望な映像作家に注目した「U-25プロジェクト」部門にも選ばれている作品もある。通常の開催と同じく観客賞が設けられており、一般視聴者の投票が未来の日本アニメーション界を背負って立つであろう彼らへの応援になるに違いない。

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ユメオイノハナ
『ユメオイノハナ』大島帆乃夏(東京工芸大学)

 また今年は、第23回文化庁メディア芸術祭と連携企画として、アニメーション部門で新人賞を受賞した築地のはらさんとCHENG Jialinさんらの足跡や活動に迫る「新人作家インタビュー!」や、好評の持ち込み作品の上映・講評会「ICAFとらのあな」も配信。後者の講師は、第17回文化庁メディア芸術祭で同じく新人賞を受賞した鋤柄真希子さん、松村康平さんらが務め、プロの目はアニメーションの道を目指している人たちにとっては大いに参考になりそうだ。

ここに誰かいたかもしれない
『ここに誰かいたかもしれない』程嘉琳(CHENG Jialin)(東京造形大学)

 なお9月26日、27日は、例年の開催場所である国立新美術館(東京・六本木)で各校選抜プログラムをパブリックビューイング形式で上映する。(取材・文:中山治美)

ACCEPT
『ACCEPT』楊翔安(武蔵野美術大学)

インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2020は9月19日~10月4日に開催。視聴料は無料。

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