ウエンツ瑛士、留学を経て幸福度に変化「すごく楽に」

留学後、仕事がもっと楽しくなり、人との接し方も変わったというウエンツ瑛士
留学後、仕事がもっと楽しくなり、人との接し方も変わったというウエンツ瑛士

 1年半のイギリス留学から帰国し、あらためて活躍の場を広げているウエンツ瑛士。アニメーション映画『トロールズ ミュージック★パワー』では、ちょっと内気で生真面目なブランチに命を吹き込み、歌声も披露している。留学後の最大の変化について「気持ち的にすごく楽になった」と語り、「それまでは、どこか本当の意味での幸せを感じていなかった」と吐露するウエンツが、外に飛び出して得た“幸福度”について明かした。

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ミュージカルアニメの声優で、ものづくりの醍醐味を実感

 ドリームワークスアニメーション最新作となる本作は、カラフルな髪の毛が特徴の不思議な妖精たちを題材にしたミュージカルアニメの続編。ポップ村の女王ポピーの幼なじみであるブランチ役として、吹き替えにチャレンジしたウエンツは「キャラクターを演技と歌で表現できるということは、とてもやりがいがあるもの」とニッコリ。

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 ミュージカルアニメとあって歌声も響かせており、「英語と日本語では文章の構造が違うので、もともと英語の歌詞がつけられていたところに、その音符に合うように日本語の歌詞をつけることって、すごく難しいと思うんです。僕のところにたどり着くまでには、いろいろな試行錯誤があったはず。たくさんの人と一緒に作品をつくっているんだなと感じると楽しいですし、それだけに一つ一つ、丁寧に歌わないといけないと思っていました」とものづくりの醍醐味をたっぷりと味わったという。

「人生の真ん中に、自分自身がいなかった」

ウエンツ瑛士

 ポピーがポジティブなオーラを放つ一方、ブランチは気弱なトロールだ。ウエンツは「僕もそんなに、思い切って何かに飛び込めるタイプではないので、ブランチの気持ちもわかる」と心を寄せる。ポピーと共に故郷を飛び出し、これまで見たことのなかった外の世界を知っていくブランチは、2018年10月に芸能活動を休止し、イギリス留学へと旅立ったウエンツの姿とも重なるものだ。

 ウエンツは、留学を経て「一番の変化は、気持ち的にすごく楽になったこと」と告白。現在34歳にして、芸歴30年にも及ぶ彼だが、「僕は小さな頃からこの仕事をしていたので、“みんなから求められるもの”とか、“やらなきゃいけないこと”など、いつも仕事が人生の真ん中にあった。自分自身が、人生の真ん中にいなかったんです」と知らず知らずの内に複雑な思いも抱えていたという。「大好きなミュージカルも1、2年に一度はやらせていただいていたし、お仕事も楽しい。でもなぜか、やっても、やっても納得できないし、幸せになることができていない感じがして。『仕事もあるし、幸せだと思わなきゃ』と自分に圧をかけていた部分もあります」

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 順風満帆とも思える芸能生活を休止するという決断は、「このままでは、本当の意味での幸せではないなと思った。このままではいけない、外に出て、もっといろいろなことを知りたい。何かが変わるかもしれない」と心と向き合って、出した答えだった。

「仕事がもっと楽しくなって、人との接し方も変わった」

ウエンツ瑛士

 スタートさせた留学生活は想像以上のものをもたらし、仕事に対する考え方がガラッと変わったと話す。違う種族と出合いを果たすブランチのように、さまざまな人種が集うロンドンで暮らしたウエンツにとって、まず大きかったのが「自分のことを全く知らない人たちに会って、“何者でもない自分”として友達ができた」こと。そして「ボイストレーナーや演劇の先生に『自分はこういうことをしてきた』と伝えると、『それだけのことをやってきたのに、なぜ自分に自信を持てないの? すごいじゃないか』と評価してくれて。日本にいる間は、自分のやってきたことを振り返る機会もなかったので、すごくうれしかったです。そういった言葉をきっかけに、自分が変わらなければ、何を積み重ねても苦しいままなんだなと思いました」と自分を認めることもできた。

 さらに「もし芸能の仕事がなくなっても自分自身は終わらないなと思った」と吹っ切ることもできたそう。「テレビに出なくなったら、自分自身が終わってしまうような感覚があったり、レギュラー番組がなくなったら『いなくなった』と言われてしまったり……。芸能の仕事は、何かに出演し続けていることが正義みたいなところもあって。でもイギリスに行ってみたら、生きていけるなと思った。周りからは『あの人はいなくなった』と言われるかもしれないけれど、それはその人のほんの人生の一部。いや、一部でもないかもしれない。大事なのは、その人が充実していること」と力強く語る。

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 人生の真ん中に、仕事ではなく、自分自身がいる感覚を得たことで「揺らがなくなった」とも。「すると、仕事ももっと楽しくなったし、人との接し方も変わるんですよ。もし悩んでいる友達がいたとしたら、きっとこれまでの僕とはまた違う言葉もかけることができる」と再出発したウエンツの表情は、なんとも清々しい。「帰国後、舞台に立たせていただいたんですが、稽古も楽しいし、役として違う人物になること、作品の持つメッセージを伝えるこということが、自分にとって大きな喜びなんだとあらためて実感しました。バラエティ番組も大好きですよ! 年齢を重ねるごとに時間の大切さも身に染みていますので、自分なりの力を楽しんで発揮していきたいです」(取材・文・撮影:成田おり枝)

映画『トロールズ ミュージック★パワー』は10月2日より全国公開

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