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芦田愛菜『星の子』岡田将生との役の関係「辛かった」今度はぜひ仲のいい役で

「撮影が進むにつれて自分がちひろに似ていった」と話した芦田愛菜
「撮影が進むにつれて自分がちひろに似ていった」と話した芦田愛菜

 芦田愛菜の6年ぶりの実写映画主演作『星の子』の公開直前大ヒット祈願イベントが29日に都内にある「コニカミノルタプラネタリア TOKYO」で行われ、芦田が登壇。本作で約10年ぶりとなった岡田将生との共演を振り返った。

【写真】芦田愛菜、ステッキを持ってプラネタリウム点灯!

 芥川賞作家の今村夏子の小説を原作にした本作は、怪しげな宗教を信じる両親のもとで育った中学3年生のちひろ(芦田)が、思春期を迎えると同時に自分が身を置いてきた世界に疑問を抱く様を描く。監督・脚本を大森立嗣監督が担い、父役を永瀬正敏が、母役を原田知世が、また、ちひろが心を奪われる新任教師・南役を岡田が担当している。

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 「星」がキーワードとなっていることにちなみ、プラネタリウムで開催された本イベント。芦田による大ヒット祈願のプラネタリウム点灯式が行われたほか、原作者の今村と共演者の岡田から芦田に向けたビデオメッセージが紹介された。

星の子

 岡田は、ちひろに想いを寄せられながら、彼女に対してきつい言葉をかけたりもする新任教師という役どころ。芦田との共演を振り返り、「心がすごく痛くなった。しかし僕は南先生という役をまっとうして演じさせてもらいました。泣かせるつもりでお芝居をさせてもらいました。何度も辛い言葉をかけてしまい、心が痛かったです。すいませんでした」と申し訳なさそうにコメント。

 これに対して、芦田は「役なので岡田さんもわたしも全力でお芝居をしていました。ちひろは今まで本当に人の汚れや悪意を知らずに生きてきた。そんな時に初めて好きな人に強い言葉をかけられて、たしかに衝撃でした。教室で怒鳴られるシーンは自分を否定されたような気になって、わたしも演じていて辛かったです」と撮影を振り返って声を詰まらせた。

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 また岡田は「芦田さんのお芝居には本当に魅了された」と演技を絶賛。その上で、「多くの方に観ていただいて、信じることは何か、映画で考えるきっかけになってもらえれば」と話してメッセージを締めくくった。嬉しそうな表情の芦田は「岡田さんはすごく優しくて、撮影中も親切に接していただいた。楽しくお話もさせてもらいました。今度はぜひ仲のいい先生と生徒で共演したいです」と笑顔を見せた。

星の子

 ちひろを演じたことに対しては、「自分の意見をしっかり持っている子。でも自分の思いを表現するのは下手。ちひろの多面的な部分をきちんと演じられたらいいなと思っていました」と振り返り、「撮影が進むにつれて自分がちひろに似ていった。役が抜けなくなって、家族に抜けていないよって言われたり。常にわたしの中にちひろが寄り添っていました」と語った。(取材・文:名鹿祥史)

映画『星の子』は10月9日より全国公開

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