キートン山田「ちびまる子ちゃん」卒業 最後にはサプライズも

ナレーションにはずっと苦手意識があったというキートン山田
ナレーションにはずっと苦手意識があったというキートン山田

 国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」(毎週日曜18時~フジテレビ系)で31年にわたってナレーションを務めてきたキートン山田が、3月28日の放送で番組を卒業する。最後の出演回にはキートンを送り出す、ちょっとしたサプライズが準備されていることが明らかになった。

最後の出演回「ある春の一日」【写真4枚】

 3月28日の放送では「ある春の一日」の巻として、春にふさわしい桜にまつわるストーリーが展開。主人公・まる子と家族をとりまく、いつも通りのにぎやかでほのぼのとした内容で、キートンの小気味よいツッコミと、まる子たちを見守る温かいナレーションを聞くことができる最後の新作エピソードとなる。

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 今回はいつものナレーションとは少し違う登場だったようで、「ナレーション以外のせりふだったので、たった2言でしたが、難しかったです」と振り返る山田。31年間の一番の思い出は、原作者のさくらももこさんが亡くなったことと答え、新たにナレーションを担当する方には「どなたかわかりませんが、その人の世界で良いと思う。その方がぼくも楽かな」とメッセージを送っている。

 1990年1月7日に放送が始まったアニメ「ちびまる子ちゃん」は、今年で放送32年目を迎えた。放送開始当時からナレーションを担当してきた山田に対し、番組スタッフ一同は「ご卒業されるこの“ある春の一日”をキートンさんにささげます」とコメントしている。山田と番組スタッフのコメント全文は以下の通り。(清水一)

▼キートン山田コメント
Q:今回のお話は、いつものナレーションとはちょっと違った登場でした。工夫したことは?
もともとナレーションよりせりふが好きなんですが、ナレーション以外のせりふだったので、たった2言でしたが、難しかったです。でもナレーションでは出せない感情が出せて、役者に戻ったようでうれしかったです。

Q:31年という長い期間、演じてこられましたが、一番の思い出といえば?
さくらさんが亡くなったことだね。実はさくらさんが亡くなった時には、ぼくは心の中で、“75歳になったら「ちびまる子ちゃん」を卒業させてもらう”って決めていたんですが、まださくらさんに言える段階ではなくて。できれば今日、この時にさくらさんに言いたかったな。それが一番残念なことかな。実はさくらさんのお別れ会で、さくらさんの生い立ちをナレーションで語ったんです。TARAKOさんと2人で。でも感謝するにはすでに遅く、一言ありがとうと言いたかった。

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Q:ナレーション以外で演じてみたかったちびまる子ちゃんのキャラクターは?
ほとんど小学生の役だから、ないですが、変なおじさんとかやりたいよね、そういうの好きだから。ナレーションって声とか抑揚とか幅が狭くて、自分の間を作りづらい。尺にぴたっと入れなければいけないし、自分を捨てないとできないし、“思い”とかをいれづらいので苦手意識がずっとありました。だから、なんとかしようという思いで満足できなかったことが長く続けられた秘訣(ひけつ)かな。

Q:新しくナレーションを担当する方へ一言。
どなたかわかりませんが、その人の世界で良いと思う。その方がぼくも楽かな。潔く別の方だとわかるようにやってくれたら良いなと思いますね。“かわりましたよ!”っていう方が良いとぼくは思う。これからは「ちびまる子ちゃん」をお客さんとして見続けていきます。

Q:ファンのみなさんへの気持ちを一言。
ファンの皆さんもですし、番組は大勢のスタッフで作られていて、特に「ちびまる子ちゃん」は同じ番組を31年間続ける上で、大勢のスタッフと関わってきたので、そのみなさん方に感謝したい。こんな長寿番組に出会うのは一生に一度あるかないかですよね。たくさんあるナレーションのお仕事の中で一番気を遣うのはこの「ちびまる子ちゃん」なんです。せりふの分量は少ないけど、勢いでできないから、体調とかも含めて一番気を使う。この年までやってこられたことに、スタッフのみなさんに感謝です。

▼番組スタッフ一同コメント
31年間、1,445回もの間、おかしみがあり温かみのあるお声で、いつもまる子たちを、そして番組を支えてくださり本当にありがとうございました! キートンさんには感謝しかありません。本当にお疲れ様でした! ご卒業されるこの“ある春の一日”をキートンさんにささげます。いつも応援して下さる視聴者のみなさま、この特別な30分をどうぞ最後の最後までお見逃しなく!

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