蒼井優が語る『るろ剣』神谷道場メンバーの関係性

『るろ剣』に欠かせない蒼井優の高荷恵!
『るろ剣』に欠かせない蒼井優の高荷恵! - (C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会

 大ヒットアクションシリーズのクライマックスを描く『るろうに剣心 最終章 The Final』。1作目から、口は悪いが、思いやりにあふれる医者・高荷恵を凛とした魅力とともに演じてきたのが、蒼井優だ。今や日本映画界を代表する役者の一人となった蒼井にとって、10年続いた本シリーズで得た、かけがえのない経験とはどのようなものなのか。「恵としては、青木(崇高)くん演じるあの熱い左之助に会えなくなると思うと寂しい」と胸の内を明かす蒼井が、『るろうに剣心』との出会いについて語った。

■大友監督&佐藤健のタッグの「力になりたい」

 和月伸宏の漫画を大友啓史監督が実写映画化した本シリーズ。激動の幕末で“人斬り抜刀斎”として恐れられながら、新時代において、斬れない刀“逆刃刀”を手に大切な人々を守ろうとする緋村剣心(佐藤健)の戦いを描く。『最終章』は、シリーズの始まりと終わりをつづる2部作として完成した。

 旅の終着点を迎え、蒼井は「大友監督やスタッフ、キャストの方々も『みんなで最後まで走り抜けよう』という思いが強かった。その一員に入れていただけたことが、とてもありがたかったです」としみじみ。

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 大友監督や佐藤、そして蒼井をはじめ、本シリーズに関わるメンバーの多くは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」からの付き合いでもある。1作目が始まる当初は、「大友監督がNHKを退社されてから一発目のお仕事であり、佐藤さんにとっても大きな作品の主演を担うとあって、みんなで『2人の力になりたい』と話していた」そうで、「ここまでたどり着き、今や大友監督と佐藤さんがたくさんのお客さまを楽しませていると思うと『ああ、10年の時が経ったんだな』と感じます」と感慨を語る。

■神谷道場のメンバーへの感謝!「左之助に会えなくなると思うと寂しい」

るろうに剣心
(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会

 1作目で恵は、生きていくために悪事に手を染めていたところを剣心に救われた。その後は、薫(武井咲)、左之助(青木崇高)らとともに神谷道場のメンバーの一員となり、剣心と薫の関係を見守る姉のような存在になっていった。蒼井は「恵は、神谷道場に居場所を見つけていった。自分を守っていた人間から、徐々に周りを守る人間に変わっていった」と恵について分析。恵を演じる上では、神谷道場のメンバーが「引っ張ってくれた」という。

 「周りに引っ張ってもらって、衣装を着れば、自然と恵になれました。シーンの円のようなものがあって、私はその円の空いているところに入るという感じ」と微笑みながら、「みんなが自分の役のポジションを明確にしてくれるので、自然と円になれるんです」とメンバーへの絶大な信頼を語る。「佐藤さんは、自分を信じる力の強い方。考え方がシンプルで、もくもくとストイックに剣心を演じていました。そして咲ちゃんが、おおらかな笑顔でその横にいてくれる。咲ちゃんの現場力って、本当にすごいんですよ! 歴代の弥彦役の子ともすぐに仲良くなって、いつも現場を明るく照らしてくれる。佐藤さんと咲ちゃんを見て、キャスティングの妙をすごく感じていました」と振り返った。

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 恵&左之助の掛け合いも、大きな見どころ。蒼井は「恵の近くにいつもいてくれたのは、左之助。青木くんは大好きな俳優さんで、一緒に演じていても、本当に楽しかったです。私はいつも、張り切っている青木くんを見ると、『るろうに剣心』に戻ってきたなと思えるんです」とにっこり。「あれだけ誰からも認められる俳優さんでありながら、決してやる気を隠さずに、張り切って現場にいてくれる。青木くんがもともと持っている温かさが左之助にも注ぎ込まれていて、私はすごく助けられたなと思っています。恵を演じた私としては、あの熱い、すばらしい左之助に会えなくなると思うと寂しいです」と愛情を傾けつつ、目を細める。

■蒼井優が『るろうに剣心』で得たものとは?

 蒼井にとって、本シリーズで得たものとはどのようなものだろうか。すると「『るろうに剣心』は特別なエネルギーのいる作品。そこに挑戦できたことは、自分の中でもとても大きなことです」と心を込めた蒼井。

 「わりと舞台に近いというか。撮影はすべてを出し切らないと成立していかない場所だったように思います。もう『どうかしてる』としか言いようのない、熱気のある現場」と特別な経験のできる撮影現場だった様子で、「気持ちを込めて、お芝居としてドンと出したものを、大友監督もスタッフの皆さんも、キャストのみんなもすべてすくい上げてくれる」と感謝。やはりシリーズをまとめ上げた大友監督の存在は大きいようで、「大友監督は、積んでいるエンジンが圧倒的に大きい。周囲を興奮させる力があるんです。スタッフ、キャスト、みんなを巻き込む力があって、だからこそこの大所帯をまとめ上げることができた。それは特別な才能だと思います」と舌を巻く。

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 さらに「私自身、なかなかこういったシリーズに出演させていただく機会もないので、本当に楽しませてもらいましたし、たくさん勉強もさせていただきました」と10年に渡る『るろうに剣心』シリーズに出演し続けた喜びを吐露。「シリーズものをやれるということは、とてもうれしいもので。“戻ってこられる場所”があるという経験をさせていただいて、本当に幸せだと思っています」と輝くような笑顔を見せていた。(取材・文:成田おり枝)

『るろうに剣心 最終章 The Final』は公開中

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