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実は最強!“何者でもない”オヤジが武装集団を圧倒する『Mr.ノーバディ』アクションシーン

お前らごめんなさいしろ! さえないオヤジが激強だった『Mr.ノーバディ』
お前らごめんなさいしろ! さえないオヤジが激強だった『Mr.ノーバディ』 - (C) 2021 Universal Pictures

 『ジョン・ウィック』シリーズの脚本家デレク・コルスタッドが、何者でもなかった中年男の覚醒を描いたハードボイルドアクション『Mr.ノーバディ』から、大切な我が家で武装集団を迎え撃つ主人公を映し出した、本編映像が公開された。

『Mr.ノーバディ』アクションシーン

 本作の主人公ハッチ・マンセルは、家庭にも職場にも居場所がない、人生の苦難をぐっと受け止めて生きる地味で平凡な“何者でもないただの男”。ある時、自宅に押し入った強盗を反撃することなく逃したハッチは、家族に失望され隣人からもバカにされたことで、溜まった鬱憤が頂点に。そこから、ある出来事をきっかけに、彼の隠していた過去が目を覚ます。

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 公開された本編映像は、ついに覚醒したハッチが、謎の武装集団を自宅で迎え撃つアクションシーン。最新装備に身を固め、銃器で武装した敵を相手に、ハッチは包丁や皿、ヤカンなど日用品を手に対抗。屈強な男たちを次々と血祭り上げていくさまが収められている。

 ハッチを演じたのは海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」の弁護士ソウル・グッドマンを演じるボブ・オデンカーク。今年で59歳を迎える、体を張ったスタントとは縁遠いイメージのボブだが、ハッチ役に備えて2年間ものトレーニングに勤しんだ。プロデューサーのマーク・プロヴィッシエロは「アクション映画の場合、4~6週間かけるのが普通なのに、ボブはこの役のために2年だよ。2年前、私たちはまだこの映画の存在さえも知らなかった」と舌を巻く。

 どうして、いつ来るとも知れない撮影に向けて努力することができたのか。「ハリウッドを良く知る人なら、『Mr.ノーバディ』のような個性的な映画が作られる可能性が低いことを知っているだろう」というオデンカークは、「もしこの映画に製作許可が下りたら、私は準備をしなければならず、そのために長い道のりを歩まなければならない。最初から自分でスタントをやりたいと思っていたし、現代の最高のアクション俳優とまではいかなくても、それに匹敵するスタントをやりたいと思っていた」と語っている。

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 本作のメガホンを取ったのは、全編一人称視点のアクション『ハードコア』を手掛けたイリヤ・ナイシュラー監督。スピーディーでリアリティーあふれる、まさにボブが全身全霊を込めたアクションの数々は必見だ。共演には、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのクリストファー・ロイドをはじめ、RZAマイケル・アイアンサイドコニー・ニールセンなど実力派が集結する。(編集部・入倉功一)

映画『Mr.ノーバディ』は6月11日公開より全国公開

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