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赤井英和、15年ぶり主演映画を話題の夫人も祝福!花束は「赤井ではなく監督に」

『ねばぎば 新世界』の初日舞台あいさつに登壇した赤井英和&赤井佳子さん、上西雄大、徳竹未夏、古川藍
『ねばぎば 新世界』の初日舞台あいさつに登壇した赤井英和&赤井佳子さん、上西雄大、徳竹未夏、古川藍

 俳優の赤井英和が10日、東京・新宿区の K's cinema で行われた映画『ねばぎば 新世界』の初日舞台あいさつに登壇。映画『ありがとう』以来、15年ぶりの主演作とあり、舞台あいさつには夫人の赤井佳子さんも花束ゲストとして駆けつけ、夫婦でトークを行った。

赤井英和が上西雄大監督に感謝!『ねばぎば 新世界』初日舞台あいさつ【写真】

 本作は、大阪の新世界を舞台に、人情に厚い男とその弟分が見返りを求めずに人助けに奔走する姿を描いたアクションドラマ。かつて暴力団の組をつぶして回っていた二人の男が、孤独な少年と恩人のために宗教団体を相手に立ち向かう。壇上には赤井と共に主演を務めた上西雄大(兼監督)、徳竹未夏古川藍も登壇した。

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 佳子さんは舞台あいさつ終盤に花束を持って登場した。当初は赤井に渡すために用意された花束だったが、「赤井ではなく、監督に。私と赤井から」と本作で監督と主演も兼任する上西に花束を渡す粋な演出。佳子さんは「赤井は映画でいえば主役でないと成立しない大根役者」と述べ、「監督ありきだし、監督がこんな風にスポットを当ててくれて本当に感謝しています」とユーモアを交えて思いを告げる。それには赤井も「俺にちゃうんかいな」と苦笑いを見せつつも「本当に監督ありきです。みなさんのおかげだと感謝しています」と笑顔を見せた。

 赤井は「僕の地元が西成の新世界。実家も飛田新地の中にあります。子どもの頃からずっといる場所が舞台であるということで、思いが深い」と感慨深げ。コロナ禍で公開が危ぶまれたことも紹介し、「大変な時期ですが、朝の来ない夜はない。ねばぎば! というのを、映画を通じて受け取ってもらいたい」と観客に呼びかけた。

 佳子さんも「赤井はどこを切っても大阪と人情と友情が出てくる人。この映画もそう。そういうお節介で人のいいところがいっぱい出ている作品だと思います。そこを観てもらいたいです」とコメント。上西も「赤井さんを愛している僕にしか撮れない映画。ぜひ観てほしいです」と胸いっぱいの表情で語った。(取材・文:名鹿祥史)

映画『ねばぎば 新世界』は K's cinema ほかにて全国順次公開

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