loundraw監督作『サマーゴースト』初映像！公開日＆主演キャストも決定
小説「君の膵臓をたべたい」「君が月夜に光り輝く」の装画などで知られる人気イラストレーターのloundraw（ラウンドロー）の初監督を務める映画『サマーゴースト』が11月12日より公開されることが決定。予告映像も公開された。
本作は、劇場アニメ『ジョゼと虎と魚たち』などにクリエイターとして参加するなど、多彩な活動を展開するイラストレーターのloundrawが手掛ける初監督映画。自身が描いた1枚のイラストをもとに、ネットを通じて知り合った高校生の友也、あおい、涼の物語が綴られることになる。自身が望む人生へ踏み出せない友也、居場所を見つけられないあおい、輝く未来が突然閉ざされた涼は、都市伝説として花火をすると姿を現すと囁かれる若い女性の幽霊“サマーゴースト”と会おうとする。
今回、脚本を小説家にして映画監督としても活動する安達寛高（乙一）、音楽を『思い、思われ、ふり、ふられ』『朝が来る』などの小瀬村晶が担当することが発表された。そして、男性メインキャラクターである友也役を「第15回声優アワード」で新人男優賞を受賞した小林千晃が務めることも明らかになった。公開された予告映像では、loundrawの魅力ともいえる繊細で透明感あふれる映像を確認することができる。
本作について声優の小林は「“アニメっぽくないアニメ作品”というのが映画『サマーゴースト』への最初の率直な印象です。loundraw監督が『綺麗な部分だけでなく、今を生きる人のありのままを描きたい』と仰っていたのですが、まさにそうだなと。『サマーゴースト』はいろんな人にいろいろな感情を湧き立たせる作品だと思いますし、年齢や職業によっても違うイメージ・感想を抱くと思います。今生きていることに対して疑問を感じたり、生きる意味ってなんだろう？ と思ったり……そんな方には特に観ていただききたいです。答えは出なくても、そういった悩みへの向き合い方を示してくれる作品だと思うので、ぜひフラットな気持ちで劇場に来ていただけるとうれしいです」とコメントを寄せている。（編集部・大内啓輔）
