アウシュヴィッツの悪夢…『ユダヤ人の私』予告編が公開
ホロコースト生存者の証言を交えて描かれるドキュメンタリー映画『ユダヤ人の私』の公開が11月20日に決定し、あわせて予告編、ポスタービジュアル、場面写真が公開された。
本作は、世界的に戦争体験者が社会からいなくなる中、ホロコーストの記憶を被害者のみならず、加害者、賛同者、反逆者の視点からも捉え、多角的に戦争の真実を記録するシリーズの第2弾。2019年に106歳で亡くなった、オーストリア最年長のホロコースト生存者マルコ・ファインゴルトの証言と貴重なアーカイヴ映像を交えながら、反ユダヤ主義がどのように広まりホロコーストに繋がったかを映し出す。本作の公開にあわせ、シリーズ前作『ゲッベルスと私』のアンコール上映も決定した。
予告編には、今も目を覚ました際に「まだ強制収容所にいるのか？」と考えるというマルコの姿が映る。また同じく公開された、マルコのうつむいた表情が印象的なポスタービジュアル、世界各国で制作されたアーカイヴ映像を切り取った場面写真など、歴史の重みを感じさせる仕上がりとなっている。（今井優）
