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「カムカムエヴリバディ」きぬ役の小野花梨、14歳の“ちぐはぐ”な年齢感を大事に

小野花梨
小野花梨 - (C) NHK

 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか、土曜は1週間の振り返り)で、ヒロインである安子の親友・水田きぬ役を務める小野花梨。念願の朝ドラ出演にあたって役づくりで大事にしていることを明かした。

主演映画も公開中と活躍する小野花梨【写真】

 連続テレビ小説の105作目にあたる「カムカムエヴリバディ」は、京都・岡山・大阪を舞台に、昭和・平成・令和の時代にラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を100年にわたって描くハートフルなコメディー。朝ドラでは初となる3人のヒロインが登場し、上白石萌音深津絵里川栄李奈がリレーを繋いでいく。

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 小野が演じるきぬは、いつも安子を応援してくれる親友で、御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある豆腐屋「水田屋とうふ」の娘。ちょっとクールでしっかり者という役どころだ。

 これまでも朝ドラのオーディションには何度も挑戦してきたという小野。念願の出演に「一つの大きな目標でしたので、出演が決まって本当にうれしかったです。オーディションの項目に長めの英文を読むというのがあったんですが、実は私、英語が苦手で(小声)。『ハロー』『グッドモーニング』が精一杯(笑)。ですので、『ハロー、エブリワン』とカタカナ読みになってしまって『やばい! 落ちた~!』と思っていました」と冗談交じりに振り替える。

 演じるきぬについては「きぬちゃんはおませで大人びた女性です。難しいのは、14歳の子が読むからこそのおもしろさがあるセリフの表現です。まだ幼いのにおませなことを言う『ちぐはぐ』がおもしろいと思うのですが、私自身は 22歳(笑)。22歳の女性がこのセリフを言ってもまあまあ妥当なので、そんな印象になってしまうともったいないですし、年齢感だけはちゃんと『14歳だぞ、14歳だぞ』と言い聞かせて毎シーンやるようにしています」と役づくりに励んでいるという。

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 「私自身ときぬちゃんでは、考えるスピードが違いますね。最終的にきぬちゃんの出す答えに私もたどり着けたとしても、きぬちゃんは早いんですよ。私は、結構熟考してしまうというか、悩み込んだ末に同じぐらいのレベルの答えを出すんだろうなと思うから、きぬちゃんを尊敬する気持ちが強いです」

 そんな小野は共演する上白石とは同年生まれ。「萌音ちゃんの印象は安子ちゃんそのものですね。ほんとうに愛らしくて素直で優しくて、まったりしていて。もう昔からあんこといっしょに生きてきた子みたいな(笑)。もちろんいろんな出演作を拝見させていただいて、同年代の女優さんとしても大尊敬していますし、人柄もすごくすてきで大好きな女優さんです。今回こうしてご一緒できてうれしいです」と印象を明かす。

 小野ふんするきぬは3日に登場したばかり。「この作品はほっこりするところも当然あるんですけど、何度台本を読んでもほんとうに涙が止まりません。なんでこんなにスッと登場人物みんなに共感できて、みんなを愛せるんだろうと考えてみたら、一人一人嫌味のない素直さがあるというか、みんな真っすぐに人を思っていて、あたりまえに優しく生きているからかなと思いました。“朝ドラ”は朝起きて一番最初に観る物語になると思うんですが、1日の初めの物語にふさわしい、あたたかく優しい物語。私もこの作品の登場人物のひとりになれることをとってもうれしく思いながら、毎日毎日楽しく頑張って撮影していますので、ぜひご覧いただければと思います」と期待を高めている。

 本作の脚本を手掛けたのは、2007年度後期に放送された朝ドラ「ちりとてちん」などの藤本有紀。語りを城田優が担当している。(編集部・大内啓輔)

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