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『007』新ボンドガールでファン急増!アナ・デ・アルマス出演作7選

United Artists Releasing / Lionsgate / Lionsgate Premiere / Photofest / ゲッティ イメージズ

 それまで、ごく限られた映画ファンにしか知られていなかった俳優が突然、ある一作で注目を浴び、多くの人を虜にしてしまう……。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のアナ・デ・アルマスは、まさに今、このパターンを体現しているニュースターだ。登場シーンはそれほど長くないにもかかわらず、キューバの新米エージェント、パロマ役で、キュートなうえに、大胆かつ鮮やかなアクションで、ジェームズ・ボンドと最高のコンビネーションを見せたアナ。キューバ出身で、33歳にして世界のトップに駆け上がってきた彼女が、これまでどんな作品で活躍してきたのか、気になる人も多いはず。そこでアナの魅力がわかる7作品をセレクトし、紹介したい。(斉藤博昭)

【写真】まるで別人!これ全部、アナ・デ・アルマス!

『サイレント・ウェイ』(2011)

アナ・デ・アルマス
Phase 4 Films / Photofest / ゲッティ イメージズ

 アナ・デ・アルマスはキューバで俳優のキャリアをスタートさせるが、18歳の時にスペイン国籍を取得。そこからスペインの映画やドラマで活躍することになる。スペイン時代のアナの姿を日本で観られる作品は限られているので、本作は貴重。アナが演じるヒロインはモデルをめざしてオーディションを受け続けていたところ、コインランドリーで血まみれの服を発見したことから、ある秘密をもった連続殺人鬼の標的となってしまう。衝撃の展開になだれこむスリラーなのだが、ツッコミどころや謎の展開も多く、B級&珍品テイストもたっぷり。それでも最後まで観続けてしまうのは、75分という短さもさることながら、アナのワンマンショーといった作りで、あらゆる表情が収められているから。とくに冒頭の奇抜なダンスシーンが必見で、いま改めて観ると、『007』シリーズの初期を思い出させるサイケなタッチが、未来のボンドガールを予告してたのかも!?

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『ノック・ノック』(2015)

アナ・デ・アルマス
Lionsgate Premiere / Photofest / ゲッティ イメージズ

 いつかアメリカ映画で活躍したいと英語も勉強していたアナが、エージェントとの契約も結んで念願のロサンゼルスへ移住。ハリウッド作品で初公開となる記念すべき一作は、キアヌ・リーヴスと共演という幸運な滑り出しとなった。キアヌが演じる建築家の主人公が妻子がいない間、一人で留守番をしていると、大雨に遭って困ったという謎の美女2人が家に入り込んでくる。その一人がアナだ。やがて彼女たちは全裸になってまで誘惑。その甘い罠に主人公は陥ってしまい、中盤からは驚きの展開となる。キアヌの痛々しい状況に対し、アナの大胆極まりない挑発演技が見どころだが、まだ英語がパーフェクトではないあたりも伝わってきて、初々しさも満点。この作品をきっけかに、キアヌから誘いを受け、『エクスポーズ 暗闇の迷宮』(2015)という彼の主演作でスペイン語を話す役も託された。その意味でも『ノック・ノック』はアナにとって大きなステップとなった作品だ。

『スクランブル』(2017)

 『ノック・ノック』での注目も後押しとなり、アナ・デ・アルマスは、2015年の「世界で最も美しい顔100人」で、いきなり第9位にランクイン。出演作でも重要な役を任されるようになり、ますます気になる存在となったのが本作。ヨーロッパ中の高級クラシックカーを盗む兄弟窃盗チームが、“走るアート”といわれるフェラーリ250GTOを盗み出そうとする物語で、アナは窃盗チームの兄の恋人、ステファニーを演じた。メインは兄弟による豪快な強盗プロジェクトなのだが、ステファニーも体を張って協力。セクシーな衣装で登場して、作戦のおとり役になったり、ハッカーとしての才能を発揮したりと、要所で彼女が登場すると一瞬にして画面全体がキラキラと輝く! 恋人役のスコット・イーストウッドが運転する車の助手席に座るシーンで、惜しげもなく連発するキュートな笑顔など、彼女の魅力がストレートに生かされている。

『ブレードランナー 2049』(2017)

アナ・デ・アルマス
Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 アナ・デ・アルマスの名を多くの映画ファンに知らしめたのが、この超大作。アナは、ライアン・ゴズリングが演じる主人公Kの恋人、ジョイ役。つまり作品のヒロインという大役だ。恋人といっても、人間ではない。一日の激務を終えて帰宅した捜査官(ブレードランナー)のKを優しく迎えて、あれこれと世話をし、時には悩みも解決する。まさに癒しの存在ではあるが、その実体はAI搭載の“システム”なのである。人間ではないにもかかわらず、無邪気な行動や切ない表情を見せたりもする。しかし、どこかクールで一線を保っている。身近なようで、生身ではないから結局は手に届かない……。まるで、アニメやバーチャルの世界に生きる美少女キャラのようで、繊細な演技とともに、観ているこちらの心をかき乱す。アナにとっても最もハードルが高かったと思われるチャレンジを、ぜひ確認してほしい。

『WASP ネットワーク』(2019)

アナ・デ・アルマス
Netflixで配信中

 それまでの代表作からややイメージを変えて、アナ・デ・アルマスが本格派俳優のポテンシャルを感じさせたのが、この骨太作。1990年代のキューバで、カストロ政権に反発する若者たちが、アメリカのフロリダで結成した組織「WASPネットワーク」。主人公のパイロットは、妻子をキューバに残してアメリカに亡命。組織に協力するが、キューバの家族は苦しい生活を強いられる。さらにキューバの将校が米軍のグアンタナモ基地に泳いで亡命してくるが、アナが演じるのは、その将校ファンがマイアミで知り合う女性で、ファーストネームも同じ、アナ・マルガリータだ。FBIの協力者として大金を稼ぐようになるファンを、アナは不審に感じつつ、その真相を知ることができない。愛する相手に対する複雑な心情を、切ない表情で見せながらも、大胆なラブシーンにも挑んでおり、アナ・デ・アルマスの体当たりの俳優魂を感じさせる一作。セリフはスペイン語がメインだし、祖国キューバへの思いも込められたはずで、アナの素顔も感じ取ることができる。

『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)

アナ・デ・アルマス
Lionsgate / Photofest / ゲッティ イメージズ

 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の前に、ダニエル・クレイグと共演を果たしていたのが、この作品。富豪の作家が謎の死を遂げ、名探偵が現れ、容疑者となった家族全員の証言から真犯人を探り出す。クセのある人物が多数登場し、笑えるポイントと衝撃描写、そして意外な結末が絶妙にブレンドされ、アカデミー賞脚本賞ノミネートも納得の巧妙な展開だ。アナが演じたのは、富豪の世話をしていた看護師マルタ。事件当夜のキーパーソンなので、ダニエルが演じる探偵に協力する。家族にとってマルタは外部の人間。うさんくさい面々と距離を置き、作品の中でも最もピュアな存在感を放っている。いわば陰の主役といった立ち位置。作品自体、アガサ・クリスティなど名作ミステリーのパロディー的部分も多いが、ダニエルも自身のボンド役をパロった瞬間があるし、何より、この探偵と看護師のコンビを、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でのボンドとパロマの関係に重ねると、新たな楽しさも発見できる。

『セルジオ:世界を救うために戦った男』(2020)

アナ・デ・アルマス
Netflixで配信中

 パロマ役では、過激なアクションとともになびく美しい黒髪が印象的だったアナ・デ・アルマス。多くの代表作では黒髪のままで出演しているが、この作品ではブロンドで登場し、一味違ったムードを醸し出す。ブラジル人の国連大使として、世界各地の紛争や国際安全保障に向き合ってきたセルジオ・ヴィエイラ・デメロ。34年間、国連に携わった彼は、2003年、イラクのホテル爆破事件で命を落としてしまう。ブラジルでは、平和の象徴として尊敬されるセルジオを描いた本作で、アナはアルゼンチン人エコノミストで国連の同僚、不倫の末にセルジオの私生活のパートナーとなったカロリーナを演じている。9.11同時多発テロの後、戦争の現場となったイラク。その現地でセルジオとともに悲惨な状況を目の当たりにする姿は切実なうえに、二人の出会いなどセルジオが回想する場面でロマンチックな雰囲気を高めるあたりに、アナ・デ・アルマスの個性がパーフェクトに発揮される。

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