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「仮面ライダージオウ」奥野壮&紺野彩夏が再共演 敵同士から夫婦役に「複雑でした」

「ジオウ」キャストと再共演した奥野壮
「ジオウ」キャストと再共演した奥野壮

 俳優の奥野壮が1日、都内で行われた映画『灰色の壁 -大宮ノトーリアス-』(2月25日公開)の完成披露報告会に出席し、自身が主演した特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」のメインキャストだった紺野彩夏との再共演を振り返った。この日は、共演者の陣内孝則新羅慎二安藤光造監督が出席。紺野も会場にビデオレターを寄せた。

【画像】「仮面ライダージオウ」共演当時の奥野壮&紺野彩夏

 『灰色の壁 -大宮ノトーリアス-』は1990年代の埼玉を舞台に、少年刑務所に収監された暴走族総長の人生を賭けたリベンジを描く作品。奥野は県下一の勢力を誇る暴走族「桜神會」(おうじんかい)を仕切る総長・吉田正樹を演じ、劇中ではリーゼント姿や丸刈り姿を披露している。

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 ステージに登場した奥野は、「この作品の撮影自体が1年半ほど前。公開も1年ほど延期され、ようやくの公開となりましたが、コロナ禍でこうやって公開できることを本当にうれしく思っています」と笑顔であいさつ。安藤監督も、「この映画では仮面ライダーやスーパー戦隊などのいいものを、根こそぎ悪役にしました。世の奥様方に責められるんじゃないかと思い、勘弁してくださいというところですが」と冗談めかしながらも、「悪役という言い方もあれですが、裏の顔といいますか。今までやったことない芝居もパンチを効かせて描かれています。彼らの演技をじっくり堪能していただければ」と続けた。

 暴走族総長という役柄は「正直めちゃくちゃ大変でしたね」と語る奥野。「僕としては怖く演じたつもりだったんですけど、監督としてはもの足りなかったようで、もっと怖く、もっと怖くと言われて……。その時に怖いってなんだろうと考えるようになりました。撮影を通じて、もっと怖いってなんだろう、強いってなんだろうという疑問と戦いながら演じていました」と日々考えながら役と向き合ったという。自分なりの怖さを出そうともがいていた奥野に、安藤監督は「(怖さは)出てたよ。本当にお金とられちゃうんじゃないかと思うくらいだった」と頑張りをねぎらっていた。奥野たちの演技には、陣内も「若い人たちがすごく熱をもって演じていらして、ものすごく感動しましたね」と刺激を受けたという。

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紺野彩夏からのビデオレター

 「仮面ライダージオウ」で主人公・常磐ソウゴを演じた奥野とタイムジャッカー・オーラ役を務めた紺野は、本作で夫婦役として再共演を果たした。ビデオレターで紺野は、「壮くんとは仮面ライダーで一度共演していたので、わたしとしては心強かったです。初めての役(母親役)でも、壮くんと一緒なら楽しく演じられるかなと思って、撮影期間を過ごしました。ありがとう」と感謝。しかし、奥野自身は「複雑でしたね」と戸惑いを隠せない様子で、「仮面ライダーでは敵役だったので、紺野さんのことを殺すような目で見てくれという指示があったんです。今回は夫婦役ということで、その絆みたいなものをどう表現したらいいんだろうと不安がありましたけど、1年間一緒にやってきたということもあるので、安心して撮影することができたかなと思いました」と振り返った。

 ちなみに、登壇した陣内もかつて『劇場版 仮面ライダーウィザード in マジックランド』にゲスト出演、新羅も湘南乃風(鎧武乃風)として「仮面ライダー鎧武/ガイム」に楽曲提供していた。「仮面ライダー」キャストの再共演に、新羅は「みんな仮面ライダーつながりなんですね」と感心した様子を見せていた。(取材・文:壬生智裕)

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