ADVERTISEMENT

さかなクンの半生をのん主演で映画化 学ラン姿のビジュアルも公開

さかなクンを演じるのんと、さかなクン
さかなクンを演じるのんと、さかなクン - (C)2022「さかなのこ」製作委員会

 イラストレーター・タレントのさかなクンの自伝「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~」が、女優・のんの主演で映画化されることが8日、明らかになった。『さかなのこ』のタイトルで今夏公開予定。子供の頃からお魚が大好きだったさかなクンの半生をつづった著書を、『南極料理人』『子供はわかってあげない』などの沖田修一監督がフィクションも織り交ぜ大胆にアレンジする。さかなクンを演じるのんは「さかなクンさんの自伝を原作とした映画を沖田監督が撮るという事に、心の底からワクワクしました。大興奮、です。そして私がさかなクンの役をやれるなんて、これは凄い事件なんじゃないかな? と思っています」とコメント。のん演じる“ミー坊”(さかなクンの当時の愛称)が学ラン姿で釣りをする役衣装のビジュアルも公開された。

【写真】さかなクン、朝ドラ「あまちゃん」に出演

 のんが演じる小学生“ミー坊”は、お魚を毎日見つめたり描いたり、寝ても覚めてもお魚のことばかり。父が息子が他の子供と少し違うことを心配する一方、母は温かく見守り背中を押し続けていた。高校生になっても相変わらずお魚に夢中のミー坊は町の不良とも仲良しで、いつの間にか中心にいる。やがて1人暮らしを始めたミー坊は、思いがけない出会いや再会の中で多くの人に愛されながら、自分だけが進むことのできるただ一つの道に飛び込んで行く。

ADVERTISEMENT
左からのん、さかなクン、沖田修一監督

 先ごろ、自ら脚本・監督・主演を務めた映画『Ribbon』が公開されたばかりののんが、子供のように天真爛漫で好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公を演じる。脚本を、『横道世之介』などで組んだ沖田監督と前田司郎が共同で務める。

 なお、さかなクンはのんが主演を務めた連続テレビ小説「あまちゃん」(2013)で、劇中の子供向け教育番組に本人役としてゲスト出演。のんがクラゲオタクを演じた主演映画『海月姫』(2014)のPRイベントにも登壇していた(いずれも当時は能年玲奈)。

 原作・さかなクン、主演・のん、沖田監督のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

原作・さかなクン

 ギョギョッと! 感動が大漁の“さかなのこ”がうまれました。この誕生を、さかなクンもキャストの皆さまとギョ制作チームの皆さまと共に、ものすっギョーく心待ちしていました!人とお魚の優しさが詰まった映画でギョざいます。それではギョ一緒に!! さかなのこの気持ちになってレッツ・ギョー!!

主演・のん

 さかなクンさんの自伝を原作とした映画を沖田監督が撮るという事に、心の底からワクワクしました。大興奮、です。そして私がさかなクンの役をやれるなんて、これは凄い事件なんじゃないかな? と思っています。衣装合わせをして撮影現場に入り、これはセンセーショナルなキャスティングではなく、誠実な気持ちでこの役を私に託してくれたんだと感じました。素晴らしい映画ができました。早く皆様に観ていただきたいです。

監督・沖田修一

 これは、さかなクンの映画であって、さかなクンの映画ではありません。何かを猛烈に好きになった人の映画です。子供の頃から、ずっと変わらずに好きでいる。好きが、人生を決めていく。そんな強い気持ちを、さかなクンの生き方を元に、映画にしたいと思いました。その純粋な役を、のんさんにお願いしました。お二人とも何かが似ていると思いました。何かは言葉にできませんが・・・。さかなクンを描くのに、性別はそれほど重要ではないと思いました。実際と顔が似ているとか似ていないとか、そういう問題を取っ払って、もっと自由に、さかなクンの映画を作りたいと思いました。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT

おすすめ映画

ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT