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石田彰、クレイジーなリドラー役に「こういう風に見られているのか…」共演陣は絶賛

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』吹き替え声優を務めた石田彰、櫻井孝宏、ファイルーズあい
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』吹き替え声優を務めた石田彰、櫻井孝宏、ファイルーズあい

 19日、映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』大ヒット御礼舞台あいさつが新宿ピカデリーで開催され、吹き替え声優を務める、櫻井孝宏(ブルース・ウェイン/バットマン)、ファイルーズあい(セリーナ・カイル/キャットウーマン)、石田彰(リドラー)が登壇。劇中でクレイジーな知能犯を演じた石田は、リドラー役のオファーに「こういう風に見られているのか……」とややブルーな気分になったことを明かしたが、櫻井やファイルーズが「間違いないって感じ」と信頼を寄せていたことを知り「納得していただけたなら本望です」と笑顔を見せた。

石田彰が熱演!『THE BATMAN-ザ・バットマン-』日本語吹き替え版予告編

 バットマンになって2年目のブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)が、若さゆえの悩みや葛藤を抱えながら、知能犯リドラー(ポール・ダノ)の仕掛ける謎に挑む本作。世界中でヒットを記録するなか、日本でも11日に公開され、週末映画動員ランキングで洋画1位の好スタートを切った。

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 本作が世界中で受け入れられている理由について、櫻井が「これまでものすごくいろいろなことを考察されている人気作でありながら、新しいものを観たなという感覚が得られる」と語ると、石田も「言葉にするとありきたりですが、リアリティーがある。もちろんフィクションなので絵空事なのですが、現代に生きる我々が想像しても、『あるな』と思えるし、『こういうことがあったな』と連想できる」とその魅力を分析する。

 そんな世界観に飛び込むのは「大きなプレッシャーだった」と語ったのは櫻井だ。「これだけファンが多い作品なので、正直どこから手をつけていいのかわからなかった」と胸の内を明かし「でも、収録が最後だったので、ほかの素晴らしい方々の声を聞きながら演じることで、地に足をつけて声を吹き込むことができました」と周囲に感謝する。

 一方の石田は、劇中でかなりのインパクトを残す悪役・リドラーのオファーに「かなり特徴のある人。言ってみればクレイジーなキャラクターだったので、『僕ってこういう風に見られているのか』と……」と明かし、やや表情を曇らせる。

 櫻井が「否定はしないです」といらずらっぽい笑顔を見せると、ファイルーズも「香盤表で、リドラーのところに石田さんの名前があったとき『あーそうだよね』と思いました」と納得したと告白。そこで、顔を見合わせた櫻井とファイルーズが「間違いないって感じだよね」と絶妙なキャスティングに共感し合うと、石田は「自分のことは自分ではわからないですね」と苦笑い。気を取り直して「まぁ、納得していただけたなら本望です」と笑顔を見せていた。

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 そんなリドラー役について、石田は「(リドラーを演じた)ポール・ダノさんが、頭のネジが吹っ飛んだかのような独特な役づくりをされていたので、そこらへんは負けないようにというか、勝てるわけはないのですが、足を引っ張らないように演じました」と語ると「グイグイ引き込まれるすごい作品。これまでのバットマン像に、新たなものがプラスされると思います」と高い完成度に太鼓判を押していた。(磯部正和)

映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は全国公開中

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