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戦災孤児たちの真実…『ポーランドへ行った子どもたち』公開決定

すべての“暴力”がなくなることを祈って……。
すべての“暴力”がなくなることを祈って……。 - (C) 2016. The Children Gone To Poland.

 朝鮮戦争の戦災孤児たちの真実を描くドキュメンタリー映画『ポーランドへ行った子どもた』が、6月18日より公開されることが決定した。

過去と現在…『ポーランドへ行った子どもた』場面写真

 本作は、北朝鮮から秘密裏にポーランドへ送られた朝鮮戦争の戦災孤児たちの軌跡をたどるドキュメンタリー。俳優としても活躍するチュ・サンミが監督と出演を務め、韓国でも知られていない歴史の闇に光を当てる。

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 1950年代、自国も厳しい情勢下に異国の孤児たちを我が子のように受け入れたポーランド人教師たちと、彼らを「ママ」「パパ」と慕う朝鮮の子どもたちがいた。チュ・サンミは、脱北の過去を持つ大学生イ・ソンとともにポーランドを訪問し、いまでも子どもたちを懐かしく思い涙を流す教師たちと出会う。

 チュ・サンミ監督は「日本の観客の皆さんも、韓国・北朝鮮の隣国の市民として、またウクライナ問題が起こっている同時代の世界市民として、『ポーランドへ行った子どもたち』を見て、“傷の連帯”を感じてもらえればと願います。世界のどこかで今も起こっている、子どもたちに向けられたすべての“暴力”がなくなることを祈っています」と本作に込めた思いを語った。(今井優)

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