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山下敦弘監督×脚本・宮藤官九郎で『1秒先の彼女』日本版リメイク決定

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画像はオリジナルの台湾映画『1秒先の彼女』場面写真
画像はオリジナルの台湾映画『1秒先の彼女』場面写真 - (C) MandarinVision Co, Ltd

 『リンダ リンダ リンダ』『苦役列車』などの山下敦弘監督と「あまちゃん」などの宮藤官九郎が監督と脚本家として初タッグを組み、台湾映画『1秒先の彼女』(2020)の日本版リメイクを製作することが9日、明らかになった。2023年公開予定。

【動画】オリジナルの台湾映画『1秒先の彼女』予告編

 台湾のアカデミー賞とも言われる第57回金馬奨で最多5冠(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)に輝いた『1秒先の彼女』は、何をするにも人よりワンテンポ早い彼女と遅い彼の、消えた“1日”を巡るラブストーリー。リメイク版では舞台を日本に移し、キャストやリメイク版タイトルは順次発表される。宮藤が既存の映画作品のリメイクの脚本を手がけるのは初めてとなる。コメントは以下の通り。(清水一)

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山下敦弘、宮藤官九郎

監督・山下敦弘
『1秒先の彼女』を観て主人公のシャオチーを演じるリー・ペイユーのファンになり、リメイクに名乗りを挙げさせていただきました。が、しかしチェン・ユーシュン監督の唯一無二なその世界観、“時間にまつわるファンタジーラブロマンス”と書いてしまえば簡単に聞こえますが、映画全体にユーシュン監督のエッセンスというか“魔法”みたいなものがふりかけられていて、そう簡単にリメイクさせてはくれない作品を前に思考が停止してしまい、一体どうやってリメイクすればいいのか全く分からなくなってしまいました。と、その時、脚本家・宮藤官九郎という救世主が現れ、自分たちなりの“魔法”のかかった新たな作品として作る意味と楽しさを授けてくれました。宮藤さんとは俳優としてご一緒させていただいたことはありましたが、監督と脚本家という立場は初めてで、どう接すればいいのか分からずにいましたが、今は完全に甘えています。自分としては5年振りの長編映画なので、初作品を作る新人監督のつもりで臨みたいと思っています。

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脚本・宮藤官九郎
山下さんの作品に呼んで頂いたり、山下さんが僕の作品に出てくださったりしましたが、いよいよ監督と脚本家という、シャレにならない形で関わることになりました。感無量です。既存の作品のリメイクは初めての経験でしたが、オリジナルのファニーで可愛らしい印象は残しつつ、せっかく山下監督が撮るんだからと欲張って、人生の苦み、もどかしさ、おかしみなどのエッセンスを盛り込み、我ながらいい塩梅に変換できたと思います。何しろ監督も僕も、台湾版の結末に心を掴まれ、あの読後感を大事にしようという一点では一致していたので、途中、寄り道しますが、ゴールは一緒のはず。楽しみです。すいません、キャスト発表できたら、もっと色々言えるんですが。キャストの名前、早く言いたい!

映画『1秒先の彼女』予告編 » 動画の詳細
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