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ウクライナ支援のためオフィシャルバッグを販売、伊ウディネ映画祭

青い木に動物と子供たちが共存している愛らしいイラストのバッグ
青い木に動物と子供たちが共存している愛らしいイラストのバッグ - 写真提供:ウディネ・ファーイースト映画祭

 ロシアのウクライナへの軍事侵攻が続く中、現地時間4月30日まで開催されたイタリアの第24回ウディネ・ファーイースト映画祭が、ウクライナ支援を目的としたオフィシャルバッグを販売した。同映画祭では2011年の東日本大震災、2013年のフィリピン・ハイエン台風時にも同様の支援活動を行っており、今回が3回目。代表のサブリナ・バラセッティは「ウクライナとの連帯を示した」と語った。

 青い木に動物と子供たちが共存している愛らしいイラストに「UKRAINE IS MY HOME」と書かれたバッグのイラストを手掛けたのは、ウクライナのイラストレーター、グラシャ・オリィコ(Grasya Oliyko)。子供向けの本も多数手がけている気鋭のアーティストだ。今も戦火のウクライナの状況を、Instagramを使って発信しており、彼女のイラストの使用は、活動がままならないウクライナ在住のアーティスト支援も兼ねている。

 売上金の一部である2,000ユーロ(約27万円・1ユーロ135円計算)をウクライナで人道支援活動を行うNGO団体「Vostok SOS」に寄付するという。多額の寄付ではないかもしれないが、極東からのゲストにも切迫した欧州情勢に関心を持ってもらい、さらには彼らがお土産として母国に持ち帰ることで連携の輪が世界に広がることも考慮されている。小規模な映画祭の“自分たちができること”だ。

 ウクライナ支援は映画界にも広がりを見せており、日本でもウクライナで撮影された『ひまわり』の50周年HDレストア版やロシア映画『チェルノブイリ1986』は収益の一部を戦争被害における人道支援活動に寄付されている。(取材・文:中山治美)

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