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ルチオ・フルチ『野獣死すべし』スクリーン初上映「ホラー秘宝まつり2022」開催決定

「夏のホラー秘宝まつり2022」が今夏も開催
「夏のホラー秘宝まつり2022」が今夏も開催

 今年で9回目を迎えるホラー映画祭「夏のホラー秘宝まつり2022」が、8月12日から、4都市・7劇場で順次開催されることが決定した。目玉作品として、イタリアンホラーの巨匠ルチオ・フルチのギャング映画『野獣死すべし』を東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで上映。さらに「ホラー秘宝レトロスペクティブ」として19作品を上映する。

 人気ホラーレーベル「ホラー秘宝」の名を冠し、ファンから「観客参加型のホラー映画祭」として支持を集める同映画祭。今年は、長らく開催しているキネカ大森(東京)、シネマスコーレ(名古屋)、シアターセブン(大阪)と、昨年から開催劇場に加わったアップリンク吉祥寺(東京)、アップリンク京都(京都)、第七藝術劇場(大阪)にヒューマントラストシネマ渋谷を加えて開催される。

 日本ではスクリーン初上映となる『野獣死すべし』は、密輸組織が暗躍するナポリの港町で、復讐のため麻薬組織に立ち向かう密輸業者の男を描くギャング映画。ルチオ・フルチ特有の人体破壊描写も光る快作で、フルチ自身もカメオ出演。映画評論家・アートディレクターの高橋ヨシキは「物語が進むにつれて残虐度がどんどんと増していく、血まみれローラーコースター・ライドとしての側面もある。一方、謀略と裏切り、怒りと愛と復讐が交錯する物語は堂々たるマフィア映画の風合いを感じさせる。実際にナポリの密輸マフィアが製作に協力したことで醸し出される異様な迫力も特筆に値する」と推薦コメントを寄せている。

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 さらに、『ビヨンド』『地獄の門』『墓地裏の家』を4Kレストア版で再上映するほか、『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』『マンハッタン・ベイビー』『ルチオ・フルチの マーダロック』『サンゲリア2』など、過去の上映で反響が大きかった作品を元に再び総力特集。『野獣死すべし』とアンコール上映7作を合わせたルチオ・フルチ監督全8作品を鑑賞した観客向けに、来場者特典の特製ポストカードを準備中だという。

 そのほかにも、ホラー秘宝まつりで愛され続けるマリオ・バーヴァ監督作品から、過去2年の上映で反響が大きかったという作品を再び選出。『血ぬられた墓標』『呪いの館』『血みどろの入江』『モデル連続殺人!』『白い肌に狂う鞭』『ブラック・サバス/恐怖!三つの顔』の6本が上映される。

 さらに、鬼才フランク・ヘネンロッターのカルトホラー『バスケットケース』や、ゾンビ映画黎明期の傑作『悪魔の墓場』、ジョージ・A・ロメロの初期監督作『ザ・クレイジーズ 』、ミヒャエル・ハネケ監督の『ファニーゲーム』、ダリオ・アルジェントの初期監督作『4匹の蝿』、そして、高橋ヨシキが「あの作品がスクリーンで観られる日が来るとは!」と感嘆した『宇宙からのツタンカーメン』と、映画ファンの好奇心をもくすぐるタイトルが揃う。(編集部・入倉功一)

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開催日程・劇場一覧は以下の通り

東京
キネカ大森:8月12日(金)~9月1日(木)
アップリンク吉祥寺:8月12日(金)~9月1日(木)
ヒューマントラストシネマ渋谷:8月12日(金)~8月25日(木)※本映画祭初開催※『野獣死すべし』単独上映

名古屋
シネマスコーレ:8月

大阪
第七藝術劇場:8月13日(土)~
シアターセブン:8月13日(土)~

京都
アップリンク京都:8月12日(金)~9月1日(木)

※東京は『野獣死すべし』をヒューマントラストシネマ渋谷にて、「ホラー秘宝レトロスペクティブ」19作品をキネカ大森、アップリンク吉祥寺にてそれぞれ上映
※大阪は『野獣死すべし』を第七藝術劇場にて、「ホラー秘宝レトロスペクティブ」19作品をシアターセブンにて上映予定
※名古屋のシネマスコーレ、京都のアップリンク京都では全20作品を上映

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