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「ちむどんどん」上白石萌歌、歌でつながる思い「まっさらな歌い方で歌子の心情を意識しました」

歌子を演じる上白石萌歌
歌子を演じる上白石萌歌 - (C) NHK

 連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほかにて放送、土曜は1週間の振り返り)でヒロインの暢子(黒島結菜)の妹・比嘉歌子を演じる上白石萌歌。劇中で披露する歌への思いを語った。

幸せになって…「ちむどんどん」上白石萌歌が演じる歌子【写真】

 朝ドラの第106作にあたる「ちむどんどん」は、ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインと、支えあう兄妹の歩みを描く50年の物語。上白石ふんする歌子は、幼いころから病気がちでシャイな性格だが、歌をこよなく愛する。そんな彼女が意を決して、自分の夢だった歌手オーディションを受けることを決意するも、その夢は叶わず。地元の運送会社で働いたのち、実家へと戻っている。

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 歌子について上白石は「これまで演じる役が自分の名前(萌歌)と繋がることは今までなかったので、役へのシンパシーがとてもあります。沖縄の歌をはじめ、物語の中でも歌を担う役なので、精いっぱいやりたいです」と改めて意気込む。

 そんな歌子が劇中で披露する曲は「どれも歌子の心情に沿っている」という上白石。「例えば『翼をください』は、自分が持っていない、人と同じような健やかさや、幸せを願う気持ちなどを歌子の気持ちに重ねて歌いました。なるべくまっさらな歌い方で、そのときの歌子の心情を意識しました」

 とりわけ「娘ジントヨー」という楽曲が好きだと明かす。「ジントヨーとは『本当だよ』という意味なのですが、歌子の智ニーニーに対する恋心を重ねて歌いました。曲調も軽やかで楽しくて、歌の歌詞も美しいので、おうちでも『娘ジントヨー』を聞いています」と思い入れも。

 劇中では、音楽教師の下地先生(片桐はいり)が歌子の才能を見抜き、そのことを通じて歌子が自分の殻を破るきっかけとなった。そんな下地先生と歌子のやりとりはコミカルさもあり、同時に感動的な場面として視聴者の反響も大きかった。「私も下地先生とのラストシーンが好き」だと語る上白石は「下地先生から『あなたは歌うことをやめてはいけない』というメッセージをいただいた時に、お芝居を超えて、自分の心が動く瞬間がありました。歌子はずっとビクビクしてばかりだったのですが、歌子の人生に影響を与えてくれたのは間違いなく下地先生。私の中でも大事な存在です」という。

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 ただ、片桐との撮影は「意外と短くて。トータルで2日くらいしかなかった」とのこと。「でも、空いた時間に少しお話をしたりしました。みなさんはリハーサルでは私服なのですが、(片桐)はいりさんはすごくオシャレ。素敵なスカートをはいていらしたんです」と笑顔を見せる。石垣島に転勤することになった下地先生との再会はあるのだろうか? 上白石も「私もわからないのですが、再会してほしいなと思います」と待ち望んでいるようだ。

 女優業のほかに歌手活動も行うなど、音楽に携わる機会も多い上白石。父親から三線の手ほどきを受け、歌が大好きな歌子という役柄には共感する部分も多いという。今回は撮影の半年ほど前から、三線の練習をはじめたそうで「今まで三線に一度も触れたことがなかったので、最初は触っているだけで不安になりました。沖縄の言葉で、演奏と自分の声とのバランスを意識しながら、三線を弾いて歌うのは本当に難しい」と感じているという。

 「沖縄ロケ中に海の近くで三線を弾いていたら、自転車に乗っていたおじいさんが『よう頑張ってるな』と言ってくれたりして(笑)。沖縄には歌や踊りが身近にあって、飲みの場にいる人が急に踊り出すような文化があると聞いています。土地がそうさせているんだろうなと思います」

 ロケで訪れた沖縄の美しさや風の心地よさも吸収したという上白石。「沖縄のよさをこれからも全国に届けたいです」とメッセージを送った。

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