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『ジュラシック・ワールド』プロローグ映像はなぜ使われなかった?

画像は『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』より
画像は『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』より - (c) 2021 Universal Studios. All Rights Reserved

 映画『ジュラシック・ワールド』シリーズの完結編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(全国公開中)を手がけたコリン・トレヴォロウ監督が、昨年公開された映画のプロローグ映像が本編に含まれていないことについて、The Wrap で理由を説明している。

【動画】映画冒頭に入るはずだったプロローグ映像

 約5分のプロローグ映像は、6,500万年前の白亜紀時代から始まり、恐竜のDNAが蚊によって運ばれることを明かすもの。後半は恐竜たちが人間社会に紛れ込んだ新世界を映し出し、ティラノサウルスがドライブインシアターを襲うシーンで幕を閉じる。映像は昨年公開された『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のIMAX上映前に流れたもので、その後YouTubeでも一般公開されている。

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 白亜紀の美しい風景を捉えたプロローグ映像だが、劇場公開された本編では使用されていない。この件について The Wrap の記者に問われたトレヴォロウ監督は、「夏の大作映画にとっては(映像が)少しテレンス・マリック風すぎたかもしれない」と回答し、「もともとは冒頭5分間として映画に入る予定でした。それは誇らしいこと。上映時間について協議していく中で、かなり長編な作品だったため、(プロローグを)切らなければならないことに気がついたんです」と上映時間を147分(2時間27分)にまとめるための判断だったことを明かした。

 惜しくもカットされてしまったプロローグ映像は、米ユニバーサルの後押しもあり、世界中の人々が無料で観られることとなった。同映像が完結編の世界観への入口であると強調したトレヴォロウ監督は、「うまくいけば、再びプロローグ映像を観ることになると思います」とディレクターズカット版での復活の可能性も示唆している。(編集部・倉本拓弥)

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