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蘇ったG1ガメラを一般公開「特撮のDNA/平成ガメラ3部作展」11日から

「特撮のDNA」に展示される、蘇った『大怪獣空中決戦』のガメラ
「特撮のDNA」に展示される、蘇った『大怪獣空中決戦』のガメラ - (C)KADOKAWA NH/1995

 8月11日から28日にかけて、東京タワー内のタワーホールで開催される「特撮のDNA/平成ガメラ3部作展 東京タワーにギャオス飛来!」のメディア内覧会が10日に行われた。クラウドファンディングで新たに蘇った『ガメラ 大怪獣空中決戦』のガメラの着ぐるみなどが展示される。

【画像】迫力のジオラマ&貴重資料を展示「特撮のDNA/平成ガメラ3部作展」

 2016年にスタートした「特撮のDNA」展は、円谷英二にはじまる東宝の特技監督の仕事にフォーカスし、それまでの特撮展とはコンセプトを異にする、“撮影で使用された本物”にこだわった展示で人気を集めてきた。今回のテーマは「平成ガメラシリーズ三部作」。特撮映画において、都市破壊の象徴として、そして怪獣バトルの舞台として欠かせない存在となってきた東京タワーを舞台に、特撮の歴史を紐解く機会となる。

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 特に注目の展示は、「ガメラ永久保存化プロジェクト」と題したクラウドファンディングで新たに蘇った、ガメラの着ぐるみだろう。1995年公開の『ガメラ 大怪獣空中決戦』(G1)に登場したガメラの着ぐるみは、第2作『ガメラ2 レギオン襲来』のために流用され、オリジナルは現存しない。そこで、平成ガメラ三部作の造型を手掛けた、原口智生率いるガメラ造型部が永久保存を目的にクラウドファンディングを実施、目標額を達成したことから、ガメラが復活することとなった。

通称“お座りギャオス”の展示も(C)KADOKAWA NH/1995

 もうひとつの目玉は『大怪獣空中決戦』屈指の名シーンに使われた、通称“お座りギャオス”。さらに、劇中でギャオスが巣食った東京タワーのミニチュアも展示。特撮美術デザイナー・三池敏夫氏の設計によって製作されたもので、1 / 70スケール、全高約4.8メートルという巨大なもの。25年以上にわたって大切に保管されてきたもので、三池氏の解説付きで展示される。

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 さらに、愛らしい造形が目を引く『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』(1999)の敵怪獣イリスの幼体も展示。その他、ガメラとイリスのバトルシーンの巨大ジオラマや、樋口真嗣特技監督による絵コンテや台本、劇中で使われた小道具、さらには造形部が愛用していたという、ガメラのイラストを描き込んだちりとりまで用意。本物ならではの迫力が堪能できる展覧会となっている。(取材・文:壬生智裕)

「特撮のDNA/平成ガメラ3部作展」は8月11日(木・祝)~8月28日(日)まで東京タワー地下1階「タワーホール」(フットタウン内)で開催予定(有料)

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