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阿部サダヲ、主演映画PRの“ご褒美”に大量のスナック菓子「バカにしやがって」とニヤリ

阿部サダヲ
阿部サダヲ

 俳優の阿部サダヲが4日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『アイ・アム まきもと』の大ヒット御礼舞台あいさつに来場。本作のPR活動をがんばった“ご褒美”として大量のスナック菓子をプレゼントされるひと幕があった。この日は共演者の坪倉由幸我が家)と監督の水田伸生も姿を見せた。

【動画】映画『アイ・アム まきもと』予告編

 本作は、映画『舞妓 Haaaan!!!』の阿部と水田監督が再びタッグを組み、ウベルト・パゾリーニ監督による『おみおくりの作法』をベースに、本作オリジナルの新たな主人公像を造形した人間ドラマ。人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として役所で働く男が、ある老人のおみおくりに身寄りや知人を集めようと奔走するさまを描き出す。

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 映画上映前に観客の前に立った阿部は「今日、ここに来る途中のエレベーターで一緒になった少年二人が『映画楽しみだな』と言っていて。すっごくうれしかったんですけど……。『“それ”がいる森』を観に行ったそうです。皆さんはこっちを選んでくれてありがとうございます」とあいさつし、会場は大笑い。続く坪倉も「僕のまわりでも、芸人仲間とか仕事仲間がけっこうみてくださって。ほとんど全員が阿部サダヲさんが良かったと言っています。僕も阿部さんがすてきだと思いますし、作品自体もすてきなので。ぜひ楽しんでください」と呼びかけた。

 この日は連日のプロモーションをがんばった阿部にちなみ、公式Twitterで募集した「迷惑をかけたけど、頑張ったエピソード」を紹介。「親に費用の面で迷惑をかけたけど、なんとか今は大学に入って毎日が楽しいです」というエピソードを聞いた阿部は、「僕はこれくらいの頃は本当に誰とも、ひと言も喋らなかったですよ」と明かすと、坪倉が「いつから明るい阿部さんに?」と質問。それには「役者になって喋れと言われてからですね」という阿部は「本当に人とも会ってないし、トラック運転して、ラジオ聞いて、タバコ吸って。寝てという。その頃はそんな感じでした」と明かす。

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 一方の坪倉は「22~3歳くらいに、今の相方に会ったんですけど、その時はまわりにお笑い芸人がいなくて。二人だけしか知らなかったんで、勘違いして、二人は面白いなと思ってしまってました」と語ると、阿部は「面白いじゃないですか」とフォロー。「当時の杉山は面白いと思っていたんです。声がデカくて、迫力もあって、いいなと思っていたんですけど、良くも悪くも今でも変わっていないですね」と笑いながら付け加えた。

 この日は、本作のPR活動をがんばった阿部に、サプライズでプレゼントが渡されることに。ステージに登場した大きな箱の中には大量のスナック菓子があり、気付いた阿部は「バカにしやがって」とニヤリ。「取材の時に、話していたのを聞いていたんでしょうね。そこしか覚えてなかったのかな」と寂しそうに語り、会場を沸かせつつ「(観客の)皆さんに分けてあげたいですよね」としみじみ。ギリギリまで「ポップコーンみたいにみんなで食べながら映画を観るというのは?」「衛生的に駄目なんですかね?」「僕が触ってないものだったら?」とスタッフに向かって何とか配れないかと可能性を探っていたが、結局は断念せざるを得ず、残念そうな顔の阿部だった。

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 そして最後に「本当に人の気持ちというのは大切だなと思いますし、優しい気持ちになれる映画だと思うんです。観た後のお客さんともものすごく喋りたかったですね」と語る阿部は、「人と人とのつながりを感じられる映画ですし、観た後に一段と優しい気持ちになって帰れる映画だと思うので、もし劇場を出た時に二人組の少年がいたら『ああ面白かった』と言ってあげてください」と冗談交じりに呼びかけ、会場を沸かせた。(取材・文:壬生智裕)

映画『アイ・アム まきもと』は全国公開中

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