「アニソンの帝王」水木一郎さん、肺がんのため死去 享年74
「アニメソングの帝王」で知られる歌手の水木一郎さんが今月6日、肺がんのため亡くなった。74歳だった。12日、所属事務所が水木さんの公式サイトで発表した。
水木さんは昨年4月末に肺がんを患い、入退院を繰り返しながら放射線治療や薬物療法を行っていたとのこと。1年7か月にわたって闘病生活を続けていたが、12月6日午後6時50分、救急搬送先の病院にて息を引き取った。
所属事務所は「脳転移、リンパ節転移、髄膜播種を伴う厳しい病状ではありましたが、『生涯現役』を目標に、治療とリハビリに励み、活動を続けてきました。思うようなパフォーマンスができなくなってもその強い意志は変わらず、最後のステージとなった11月27日のライブでも満面の笑みを浮かべておりました。これまで支えてくださったみなさまに厚く御礼申し上げます」とコメント。通夜・葬儀は遺族の意向により近親者のみにて執り行われており、お別れの会も「後日執り行う予定です」としている。
水木さんは昭和23年1月7日東京都生まれ。“アニキ”の愛称で親しまれ、「マジンガーZ」「キャプテンハーロック」などのアニメソングや、「ウルトラマン」「仮面ライダー」シリーズなどの特撮ソングなど、持ち歌は1,200曲を越える。2015年より「個性伸長」の題材として、水木さんの半生を描いた「アニメソングの帝王に-水木一郎-」が小学生の道徳教材に掲載されている。（編集部・倉本拓弥）
