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『Dr.コトー診療所』引退したタケヒロ役の富岡涼、俳優復帰で15キロ減量

映画のためだけに俳優復帰した富岡涼
映画のためだけに俳優復帰した富岡涼

 元子役で芸能界を引退した富岡涼(29)が16日、都内で行われた映画『Dr.コトー診療所』初日舞台あいさつに登壇。16年ぶりに本作に復帰した思いや、役づくりで15kgも減量したことなどを明かした。この日は、吉岡秀隆柴咲コウ大塚寧々高橋海人King & Prince)、生田絵梨花泉谷しげる筧利夫小林薫中江功監督も来場した。

【画像】かわいい!子役時代の富岡涼(左)

 本作は、山田貴敏の人気コミックを原作にしたドラマ「Dr.コトー診療所」のシリーズ初となる劇場版。19年前に日本の西端にある志木那島にやってきたコトー先生こと五島健助(吉岡)と、彼に信頼を寄せる島民、コトー先生を支える人たちの深い絆が描かれる。

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 富岡演じる原剛洋は漁師・剛利(時任三郎)の息子で、かつてコトーに命を救ってもらったことから医者になることを志して東京の進学校へ入学。映画では28歳に成長している。

 2006年のドラマ第2シリーズ以降、芸能界を引退したものの、中江監督の熱烈オファーを受け、悩んだ末に2週間後に出演を承諾したという富岡は「中江監督からお声がけをいただいて、今日までが本当にあっという間だったんですが、今日という日を迎えることができてうれしいのと同時に、みなさんとまたお会いできて本当に幸せでした」と緊張気味にあいさつ。

 オファー時を振り返り、「かなり時間が空いていたので、作品自体が第二の故郷というか、中江監督にお会いしただけでも里帰りをしたような気分を味わっていました。16年分の島の人の生活とか、剛洋は今何しているのかな? みたいな思いがバーッと心の中に入ってきました」と打ち明けると、時任に対しては「時任さんにお会いしたというより、お父さんという感じだったので、温かさを感じて幸せな気持ちになりました」と喜びをかみしめた。

 時任からは「立派になったな」「大きくなったね」という言葉と共に「いい靴履いてんな」とも言われたそうで、富岡は「持っている中で一番いい靴を履いて行かないとダメかな? という緊張もあり……」とはにかんだ。

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 そんな富岡について、吉岡は「(再会は)うれしかったです。涼くんが一番『Dr.コトー診療所』のファンだし、『あのシーンはこうやって撮りましたよ』とか『あのときコトー先生はこういうことを投げかけましたよ』とか覚えていて、それでずいぶん助けられました」と感謝。さらに「ちゃんと痩せたんだもんね。頑張って」と暴露すると、富岡は「少しだけ……。15kgくらい。(今は)ちょっと戻っています」と少しどころではない減量を照れくさそうに明かして、会場を驚かせた。(錦怜那)

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