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劇場版『仮面ライダーリバイス』悩んだバイスの存在 監督が求めた“新展開”の提示

「仮面ライダーリバイス」の集大成を飾る冬映画
「仮面ライダーリバイス」の集大成を飾る冬映画 - 「ギーツ/リバイス」製作委員会 (C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 仮面ライダー劇場版最新作『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』(全国公開中)を手がけた柴崎貴行監督(※崎はたつさきが正式表記)がリモートインタビューに応じ、「仮面ライダーリバイス」最後の物語を描く上で求めたこと、冬映画での挑戦について語った。

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 今年8月に最終回を迎えた「仮面ライダーリバイス」は、銭湯を営む五十嵐家の長男・五十嵐一輝(前田拳太郎)が自身から生まれた悪魔・バイス(声:木村昴)と契約し、仮面ライダーとして戦う物語。柴崎監督は『劇場版 仮面ライダーリバイス』(2021)からはじまり、テレビシリーズ初回や最終回など、「リバイス」の物語が動く重要な回を担当してきた。

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 昨年の『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』に引き続き、冬映画のメガホンを取った柴崎監督。“シームレス2部作構成”における『リバイス』パートを描くにあたり、「最後の物語と位置付けられていますが、今回も新しい展開をみなさんに提示することも求めました」と明かす。

 「最終回から直結するドラマを描きたいとある程度決まっていたので、『リバイス』パート、『ギーツ』パート、合体パートという構成を想定していたのですが、結果的に『ギーツ』パートが思ったより『リバイス』に絡むことになったので、『リバイス』パートが少し長めに設定されています。両作品の世界観を融合させるのはかなり大変なので、ある程度切り分けて描くということは、シームレス2部作構成におけるメリットでもあります」

「ギーツ/リバイス」製作委員会 (C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 柴崎監督が『リバイス』パートで最も悩んだのは、一輝の相棒・バイスの存在だ。テレビシリーズ最終回での出来事によって、劇場版での一輝は、バイスに関する記憶を完全に失っている。「一輝がバイスを忘れていることが大前提としてありつつ、とはいえバイスを忘れていることも描写しなければいけません」と語る柴崎監督は、脚本作業の段階からバイスの記憶がない一輝をどのように描くのかイメージしながら、作品を組み立ていったという。

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 「一輝はバイスを忘れていますが、バイス再登場のためには思い出させることが必要です。『一輝にバイスは見えるのか、見えないのか』ということも含めて、そのタイミングも注意しながら、『リバイス』の根底にある世界観や設定を利用して、物語を展開しています。バイスの見せ方は特に気をつけました」

 2021年の劇場版短編から本作まで、「リバイス」キャストの成長を見守ってきた柴崎監督。「1年間キャラクターと向き合って演じているので、全員がすごくしっかりしていて、撮影現場でも『もっとこうしたい』などディスカッションも行っていました。後輩である『ギーツ』メンバーを引っ張っていくような姿も現場で見られたので、年はそんなに離れていなくても、お兄さん・お姉さんのような感じがしました」と感慨深げに語っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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