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「罠の戦争」失言大臣役の本田博太郎、地毛7本抜く役者魂

「罠の戦争」初回より衆議院議員・犬飼(本田博太郎)と秘書の鷲津(草なぎ剛)
「罠の戦争」初回より衆議院議員・犬飼(本田博太郎)と秘書の鷲津(草なぎ剛)

 16日に放送された草なぎ剛主演のドラマ「罠の戦争」(カンテレ・フジテレビ系、毎週月曜よる10時~放送)の初回で、極悪政治家を憎々しく演じてみせた本田博太郎。ドラマの公式SNSによると、白髪を抜くシーンでは地毛を抜いているという。

【画像】怒濤の展開!初回場面写真

 本作は、「銭の戦争」(2015年)、「嘘の戦争」(2017年)に続く草なぎ主演の“復讐シリーズ”6年ぶりの新作。草なぎ演じる愛する家族を傷つけられた議員秘書・鷲津亨が、知略を尽くして鮮やかな罠を仕掛け、悪しき政治家を失脚させるストーリー。初回では、20年前、路頭に迷っていた自分に手を差し伸べてくれた衆議院議員・犬飼に恩義を感じ命がけで尽くしてきた鷲津が、犬飼の卑劣な裏切りにあい、復讐を決意するまでが描かれた。

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 本田演じる犬飼は、付き合いの良さと得意の土下座、亨の献身的なサポートにより、与党・民政党の議員として内閣府特命担当大臣にまで上り詰めた男。しかし、女性を軽視した発言で世論の強い反発を招き、幹事長(岸部一徳)や厚生労働大臣(片平なぎさ)、内閣総理大臣(高橋克典)からも冷ややかな目で見られている。さらに、亨の友人で二世議員の鷹野聡史(小澤征悦)によると、犬飼が大臣秘書官に任命した息子の俊介(玉城裕規)は、地元の建設会社から不正な金を受け取っているらしい……と、黒い疑惑にまみれている。

 人前に出るときには入念に鏡で身なりをチェックする犬飼。公式SNSでは、「『わしづ~』犬飼大臣役の本田博太郎さん、登場シーンで白髪を1本抜くお芝居、本当にご自身の髪の毛を抜いてるんです!ご本人いわく、10本までは許容範囲、…結果は7本抜くことに!凄い役者魂に頭が下がります」と撮影裏を明かしている。

 思わずワナワナと震えそうなほど卑劣な悪徳大臣・犬飼を怪演した本田の演技に注目が集まり、ネット上では犬飼への怒りや本田の名演絶賛の声が続々。独特な鷲津の呼び方も「クセになる」と語り草になっている。

 犬飼がどんなに汚い男でも歯を食いしばり尻拭いしていた鷲津だが、意識不明の重体に陥った息子を巡り、犬飼から耳を疑うような言葉を投げかけられるとみるみるうちに険しい表情に。得意の土下座と脅し、飴と鞭で鷲津を懐柔しようとする犬飼の人でなしぶり。何を思っているのか想像力を掻き立てる鷲津の表情。二人の思惑が交錯する場面が初回のハイライトだった。(編集部・石井百合子)

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