稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾、新しい地図の8年ぶり映画に感慨

稲垣吾郎、草なぎ剛(なぎ=弓へんに剪)、香取慎吾が27日、都内で行われた映画『バナ穴 BANA_ANA』公開記念特別イベントに登壇し、新しい地図の8年ぶりとなる新作完成に感慨深げな表情を見せた。
本作は2018年に2週間限定公開で28万人を動員した4本の短編オムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』に続く、新しい地図の映画第2弾。山内ケンジ監督がメガホンを取り、稲垣、草なぎ、香取の3人が本人役で出演する。この日は3人と山内監督のほか、共演者のファーストサマーウイカ、趣里、鄭亜美、小澤征悦、吹越満も登壇した。
前作から8年を経ての第2弾完成となったが、草なぎは「やるやる詐欺にならなくてよかった。なんでこんな時間かかったのかなって。何度か(作品が)生まれそうになったけど、なんだか知らないけどまたなくなってしまう……。山内さんがいらしてくれて完成できたと思います。誰かが山内さんを連れてきたんです。そしたら出来たんです」と作品の誕生を振り返る。
香取も「8年ってどういうことですか。小学校卒業してますよ」とジョークを飛ばしつつ第2弾公開を喜び、「前回が好評だったんです。で、第2弾をやると、前回の映画の公開の最中に発表して……あれが今思うと浮き足立ち過ぎた。あんな発表しなかったらよかったのに」と笑顔を見せる。
稲垣はこれに対し、「(3人の)個々の仕事が充実していたからなかなかできなかった。充実していたんだからいいことじゃない」と草なぎ、香取をなだめる。サマーウィカはそんな3人を横目に見つつ、撮影を振り返り、「オフの時に3人が仲良くお話しされているのが印象的でした」と舞台裏を明かすと、香取は「そうだった? (僕たち)仲悪いよ」と再びジョークを飛ばして会場を笑わせた。
不条理な世界観、舞台設定、ストーリーが展開する本作だが、香取は山内作品に初出演だった小沢が、監督がいなくなった後に「これどういうこと?」とストーリーを不思議がっていたエピソードなども紹介。その不条理が売りの山内作品だが、山内監督は「エンドロールが普通にあるんですけど、エンドロールが終わった後にまだワンカットあるので帰らないでください。それを見て、決して『そうか、そうだったのか』とはならないけど、確信犯だったんだなと思えると思います。楽しみにしてください」と意味深に語った。
稲垣も「わからないムービーとうたっているので、どんな映画かと思われると思いますが、皆さんの感性でこの映画を埋めてほしい」と本作をアピールする。香取も「僕ら3人で新しい人生を踏み出そうという時に始まったのがこの作品。8年もたってしまったけど、それは皆さんの応援のおかげ、充実してきたからここまで来られた。もう一度面白い穴に落ちるのもいいんじゃないかなって。伏線回収ができないような映画だけど、きっと楽しい映画なので拡散をお願いします」と呼びかけた。
終始、ステージの中央にいた草なぎは、「嬉しいです。僕がセンターを切らせてもらえて。感慨深いです」とご機嫌な様子。作品についても「山内監督はいつもボソボソ言ってばかりだけど、この映画には何か深い意味が込められていると思います。きっと何かがある映画だと思うので、それを感じてもらえたら」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『バナ穴 BANA_ANA』は全国順次公開


