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「大奥」三浦透子の家重が鳥肌モノ!「原作まんま」と視聴者魅了

第9回より三浦透子演じる徳川家重
第9回より三浦透子演じる徳川家重 - (C)NHK

 7日に放送されたよしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」(毎週火曜よる10時~10時45分)の「八代将軍吉宗・水野祐之進編」第9回で三浦透子演じる徳川家重が初登場。言語・排尿障害のある孤独な人物を見事に演じ切り、「原作まんま」「鳥肌モノ」と話題をさらった(※ネタバレあり)。

【画像】吉宗&家重の涙のラストシーン

 8代将軍・徳川吉宗(冨永愛)が、民を苦しめる「赤面疱瘡」の治療方法に奔走する“医療ドラマ”が展開しつつ、7年の年月が過ぎ後継者問題へと突入した第9回。老中・松平乗邑(黒沢あすか)は吉宗の長女・家重に「下の始末も満足にできない」と苦言を呈し、次女・宗武を次期将軍に推すが、吉宗は果たして家重に将軍の才覚がないのかと考えあぐねていた。

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~以下、ネタバレ含みます~

 前週の予告編で三浦演じる家重が映し出されると、わずかなシーンながら期待の声が挙がっていたが、三浦はその期待に応える名演を披露した。漢詩をすらすらと読み上げ自信に満ち溢れる宗武に対し、家重は挨拶もおぼつかず吉宗の面前で粗相をしてしまう。「何の役にも立てない」はがゆさや劣等感、羞恥心から酒、男に溺れ、小姓にもきつく当たる。一方で将棋は吉宗も凌ぐ腕前で、小姓頭の大岡忠光(岡本玲)は、家重を「大層頭のキレるお方。けれど、自分の考えをうまく表すすべを持たない」と評している。

 とりわけ、吉宗が「何の役にも立てないなら死んでしまった方がいい」と絶望する家重の真意を推し量るラストシーンには「泣が止まらない」視聴者が続出。SNS上では、三浦の名演を巡って「家重そのもの」「クオリティー凄すぎ」「ゾクッときた」「凄まじすぎる」など絶賛の嵐となり、「三浦透子」がTwitter上位にトレンド入り。吉宗や心優しき小姓・龍(のちの田沼意次/當真あみ)を将棋で負かした時の「ドヤ顔」の愛らしさに癒やされる声も多く見られた。

 5歳から女優として活躍し、2002年にサントリーの清涼飲料水「なっちゃん」のCMで注目を浴びた三浦。アカデミー賞国際長編映画賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』ではヒロインの寡黙なドライバーを好演し、キネマ旬報ベスト・テンや日本映画批評家大賞など、その年の映画賞の助演女優賞を総なめに。近年では朝ドラ「カムカムエヴリバディ」(3代目ヒロイン ・ひなたの幼馴染・野田一恵役)や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(源義経の正妻・里役)、カンテレ・フジテレビ系ドラマ「エルピス -希望、あるいは災い-」(ヘアメイク・チェリー役)などに出演し、昨年12月に主演映画『そばかす』も公開。

 歌手としての活躍も目覚ましく、新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』の楽曲で女性ボーカルを務め紅白歌合戦にも出場。テレビ朝日系ドラマ「六本木クラス」の挿入歌も話題を呼んだ。(編集部・石井百合子)

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