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殺し屋女子コンビが大躍進 高石あかり&伊澤彩織『ベイビーわるきゅーれ』の絆は永遠

髙石あかり&伊澤彩織、アクションマシマシ!『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』インタビュー » 動画の詳細

 社会人になりたての殺し屋女子コンビの日常を描き、ロングランヒットとなった『ベイビーわるきゅーれ』が帰って来た。アクションも笑いもパワーアップした『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』(3月24日全国公開)で再び主演を務めたのは、高石あかり伊澤彩織。俳優として着実に成長を遂げて臨んだ続編と、シリーズのこれからを2人が語った。(高石あかりの「高」は「はしごだか」が正式表記)

【動画】仲良しでかわいすぎ!高石あかり&伊澤彩織インタビュー

 『ベイビーわるきゅーれ』は、高校生から殺し屋稼業に勤しむ女子コンビ、杉本ちさと(高石)と深川まひろ(伊澤)の共同生活を、オフビートな笑いとハードなバトル満載で描くアクション。阪元裕吾監督が2021年に発表した『ある用務員』で高石と伊澤が演じた、殺し屋女子高生コンビの設定を発展させたもので、2人の初主演映画となった。

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 1年以上のロングランとなった本作の影響は大きく、2人は「どの現場に行っても、観たよって言っていただける声がすごく多くなりました。それがプレッシャーでもありましたが、今度はちさと役のイメージを覆せるように頑張りたいと思って、さらに気合が入りました」(高石)、「1作目を撮り終えた時、阪元監督に『ベイビーわるきゅーれ』が名刺代わりになるだろうと言っていただいたのですが、本当にその通りになりました」(伊澤)と反響を振り返る。

強く見えるアクション

伊澤彩織「『強く見せるためのアクション』を考えて取り入れました」

 そんな2人が演じる“脱力系”殺し屋コンビは今回、アルバイトから殺し屋協会の正規クルー昇格を目指す、ゆうり(丞威)&まこと(濱田龍臣)兄弟から命を狙われることに。スタントパフォーマーとして活躍する伊澤は、挑戦される側となったことで、アクション面がより強化されたと明かす。

 「1作目は自分よりも強い敵に挑む側でしたが、2では立場が逆転して、ちさととまひろが、挑戦を受けて立つ側になります。そのためには、まひろが強く見えなくてはいけない。戦っている時に体の軸がブレない、余計な動きはしない、フェイントで相手を惑わすなど、(アクション監督の)園村健介さんに相談しながら、『強く見せるためのアクション』を考えて取り入れました」

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 だからこそ、よりパワーアップしたアクションが完成した。「銀行強盗との戦いや、着ぐるみ同士の格闘などいろんな味がするアクション映画になったと思います。笑える闘いも、真剣勝負も、どちらも楽しみにしていただきたいです」

高石あかり「動きを明確に見せながら素早く動くということが、いかに難しいことなのかを実感しました」

 また、高石にとっても、挑戦の連続となり「銀行強盗と戦うシーンで、足さばきのアクションがあったんですが、とにかく大変で。動きを明確に見せながら素早く動くということが、いかに難しいことなのかを実感しました。毎日毎日、練習するたびに、ぜんぜんできない! って(笑)。どのアクションも苦戦しながら頑張ったので、注目していただきたいです」と苦労を告白。

 そんな大変な現場だったが、ライバル役の丞威と濱田の存在が、大きな助けになったという。「2人ともとてもフランクなんです。丞威くんはお兄さんみたいにみんなの面倒を見てくれて、龍臣くんは常に現場の中心で明るく振る舞ってくれる。この4人なら大丈夫だって思えました」(伊澤)。「濱田さんは監督に(演技上の提案を)さらっと伝えて、そのことでシーンが引き立つ場面があったりして、キャリアがある方ならではの現場の過ごし方や姿勢には、たくさん学ぶ部分がありました」(高石)。

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お互いの存在は「心の友」

取材中も笑顔が絶えない仲良しの2人

 1作目から『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』までの間に、高石は数多くの映画・ドラマが公開され活躍。伊澤は日本映画批評家大賞の新人女優賞に輝き、スタントパフォーマーとして『ジョン・ウィック』シリーズなどに参加。それぞれの場所で大躍進を遂げた2人にとって、お互いはどんな存在なのか。

 伊澤について「最初はお仕事としてのつながりでしたけど、今は家族のような存在です」と語る高石は、「『ある用務員』を撮っていたころの私は、まだ16歳くらい。伊澤さんは、そんな私に対しても腰が低く、敬語で話しかけてくださったんです。現場の全員に対して常に礼儀正しくて、なんて素敵な方なんだろうと。その印象は変わりませんが、今では、けっこうおちゃめな人なんだなってことも知りました」と笑顔。

 その言葉に「ポンコツなんです……」と苦笑する伊澤にとっても、高石は尊敬するパートナーだ。「『ある用務員』で初めて演技をすることになった私に、バディ役と紹介されたのがもう、絶世の美少女(高石)で。さらに9歳下と聞いて、えええ! と。それまで演技経験もなかったので、お願いします! という感じでした。だから腰が低く見えたのかも(笑)」

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 「でも今では、共演するごとにシンパシーを感じるようになっています。実は、2人とも日記を書く共通点があったり。クランクアップの時に手紙を交換したのですが、あかりちゃんの手紙を読んで号泣しちゃいました。『大吉』って書いたカードも添えられていて、大事に壁に貼ってあります。本当に、心の友です(笑)」

どうなる『ベイビーわるきゅーれ』!

(C)2023「ベイビーわるきゅーれ2」製作委員会

 そんな2人にとって、『ベイビーわるきゅーれ』チームとの絆は切っても切れないものになったようだ。

 伊澤は「おばあさんになっても、『ベイビーわるきゅーれ』を続けていけたらいいねって話をしているので、阪元ファミリーでいけるところまでいければ嬉しいです」とシリーズ継続を希望。高石も「続編では、きっとこうなるんじゃないか……って、みんなでたくさんアイデアを話しているんです。皆さんにはぜひ、2を観ていただいて、シリーズ化を応援していただけたらなと思います」とファンに呼びかけた。(編集部・入倉功一)

映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』は3月24日より全国公開

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