「ドンブラザーズ」樋口幸平＆駒木根葵汰、だんご屋で最終話回顧　マスターの謎未回収は「ドンブラの良さ」

　スーパー戦隊「VSシリーズ」29作目となるVシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』主演の樋口幸平（桃井タロウ／ドンモモタロウ役）と駒木根葵汰（五色田介人／ゼンカイザー役）が、本作とのタイアップが決定した甘味処「新宿追分だんご本舗」を訪問し、2月に最終話を迎えた「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」テレビシリーズへの思いを語った。

【動画】マスターの正体が明らかに…!?『ドンブラザーズVSゼンカイジャー』予告編

　『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』は、「ドンブラザーズ」と、前作「機界戦隊ゼンカイジャー」がコラボレーションを果たす作品。「ゼンカイジャー編」「ドンブラザーズ編」「VS編」の三部構成となり、革新的な世界観が話題となった両作品が次元を越えた“縁”で結ばれる。

　Vシネクストでは、「ゼンカイジャー」に登場した柏餅の怪人・カシワモチワルドが再登場。上映時期が端午の節句、柏餅の販売時期が重なることもあり、追分だんご本舗との異色コラボが実現した。今月28日から5月10日まで、店頭には「ドンブラVSゼンカイスタンディ」が設置されるほか、5月3日より映画の半券を持参して商品を購入すると、オリジナル記念コースターがプレゼントされる。

　店先に並ぶ和菓子を見た駒木根は、「おいしそうなお団子が並んでいますね」と目を輝かせると、「『ゼンカイジャー』が戻ってくるだけではなく、印象深いカシワモチワルドまで登場するということ、ファンには2倍楽しんでもらえるのでは」と新作への期待をあおると、樋口も「出演している僕らでも『何をやっているんだか』という展開なのですが、そこまでも愛してもらえるというのは嬉しいですね。辛いこととか悩みごととかある時、『本当にこいつらバカだな』みたいに笑ってもらえると思う」と作品の魅力について語る。

　最終回を迎えた「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」について、樋口は「介人／マスターの正体や、ドンムラサメのこととか、謎だらけのまま何の説明もなしで終わったのが衝撃的ですよね」と語ると、「視聴者の皆さんもSNSでかなり盛り上がっていたのに、その謎について誰も突っ込んでいないのがすごい。僕なんか介人の正体って何だったのか、気になっています」と笑う。

　マスターを演じた駒木根も、「台本をもらった時、最初はどんなキャラクターなんだろうと悩みました。ギアを集めていたりして、どこかで何かあるのかなと思っていたのですが、途中から全くギアのことも出てこなくて……」と告白。「きっと最後の方に何かあると思っていたのに、最後まで……」と謎が明かされなかったことを寂しそうに振り返る。しかし樋口は、「あえてそこに触れないというのが『ドンブラザーズ』らしいというか、良さでもありますよね」と達観すると、駒木根も樋口の言葉に同調していた。

　また、現在放送中の「王様戦隊キングオージャー」に、もし樋口や駒木根が出演するなら……という話題になると、樋口は「桃井タロウが成立するのは『ドンブラザーズ』だけ。極力ほかの作品に迷惑はかけられない。キングオージャーさんのブルーとかイエローは、鬼頭はるかじゃないので処理できないと思う」と冷静なコメント。一方の駒木根は、「神になって、マスターになって、トゥルーヒーローになったら、もう仙人ぐらいですかね」と笑うと、「逆にザコキャラとして登場するのも面白いかも。王様だけに奴隷的な感じでペコペコしていながら足元を救っちゃうみたいな」と妄想を膨らませていた。（磯部正和）

Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』は5月3日より新宿バルト9ほか期間限定上映／9月27日Blu-ray＆DVD発売