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田中みな実演じるバリキャリに賛否「結婚に不向き」「社会にも原因がある」

3話より田中みな実演じる楓
3話より田中みな実演じる楓 - (C)フジテレビ

 “レス”状態にある2組の30代夫婦を赤裸々に描き、「夫婦で観るには気まずい」と話題沸騰のフジテレビ・木曜劇場「あなたがしてくれなくても」(毎週木曜22時~)。主演の奈緒をはじめとする4人のメインキャラクターの中でもネット上でとりわけ「賛否」に分かれているのが、田中みな実演じるファッション誌の編集者・楓だ(※一部ネタバレあり)。

【画像】夫・陽一に異変…急展開の3話

 本作は、とりわけ30代~40代の女性に反響を呼んだハルノ晴の累計部数830万部(電子+紙)の同名コミックを原作に、吉野みち(奈緒)&陽一(永山瑛太)と、新名楓(田中みな実)&誠(岩田剛典)、2組のレスの夫婦を描く物語。みちと誠がレスを解消しようと努める一方、陽一と楓はレス肯定派。特にキャリアアップの過渡期にある楓は頑なに拒絶し続けている。

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~以下ネタバレ含みます~

 ファッション誌の副編集長に就任したばかりの36歳の楓は、プライベートを犠牲にして仕事に没頭する日々。帰宅してからも仕事漬けで夫・誠とろくに会話をしていない。2人のコミュニケーションはボードでの事務的な連絡のみという状況だ。そんな妻を必死に振り向かせようとかいがいしく夕食を作り、家事を一手に引き受ける誠に「切ない」「かわいそう」「けなげ」と同情の声が集まる一方で、誠の優しさを「責めている」ように感じるという楓には「そもそもなぜ結婚したのか」「別れた方が幸せなのでは」と批判の声が上がった。

 20日放送の2話では、すれ違い生活を続ける新名夫婦の間に決定的な出来事が起きた。結婚記念日のディナーを約束していた夫婦だが、楓は仕事のトラブルでドタキャン。花を買って妻の到着を待ちわびていた誠に同情の声が寄せられたが、楓は決して誠に愛がないわけではなく、仕事の合間を縫って誠の入院中の母親に贈り物を届けようとしたり、自分なりに努力をしているのも確かだ。しかも、職場では部下の失敗をカバーし、職務を全うしようとしているにもかかわらず空回りして上司に“自分だけ頑張っていると思っているのでは。それじゃあ誰もついてこない”と指摘され、孤立無援状態。

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 「余裕がないと冷たい言葉で傷つけてしまう」癖を反省したのか、楓は3話で夫を食事に誘うも後の祭りといった感で、「無理しなくていい」とかわされてしまう。これまで懇願するかのように愛を求めていた誠が、もはやすっきりしたような表情に見え、明らかに危機的な状況。「さんざん冷たくしておいて今更無理だよ」「結婚に不向きなのでは」「別れた方が幸せ」など厳しい言葉がある一方で、仕事に忙殺される楓の姿には「見ていて苦しい」「どっちも辛い」「ただ仕事でいっぱいいっぱいなだけ」「社会にも原因がある」と共感する声も多くある。

 また、ファッション雑誌編集者という役柄もあって田中がまとう洗練された衣装や行き届いた美貌にも注目が集まっている。(編集部・石井百合子)

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