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天海祐希、キントリメンバーが全幅の信頼「美しくて、りりしくて、カッコ良い」

最後の「キントリ」完成報告会見に臨んだ田中哲司、天海祐希、小日向文世、塚地武雅、鈴木浩介、速水もこみち、でんでん、大倉孝二
最後の「キントリ」完成報告会見に臨んだ田中哲司、天海祐希、小日向文世、塚地武雅、鈴木浩介、速水もこみち、でんでん、大倉孝二

 天海祐希が15日、東京国際フォーラムで行われた『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』の完成報告会見に出席、シリーズ9年の集大成となった劇場版に自信を見せた。この日は田中哲司速水もこみち鈴木浩介大倉孝二塚地武雅でんでん小日向文世らキントリメンバーと、常廣丈太監督も出席した。

天海祐希の背中に刀が見える?完成報告会見【フォトギャラリー】

 本作は、捜査一課の取り調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」が、特別取調室で被疑者と心理戦を繰り広げるドラマ「緊急取調室」シリーズの映画化作品。内閣総理大臣の長内洋次郎(市川猿之助)が襲撃犯・森下道弘(佐々木蔵之介)に襲われる事件が発生。事件をきっかけに浮上した疑惑を解明すべく、キントリメンバーが前代未聞の取調べに挑む。

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 天海は、取り調べ机をイメージしたステージに登壇すると「(主人公)真壁有希子を9年間、演じさせていただきました。その最後が映画ということで、こうして皆さんに観ていただける日が着実に近づいていることにワクワク、ビクビクしながら待っている日々です」とあいさつ。シリーズの最後が劇場版となったことに「なんとなく、映画になったらいいね、みたいな話が何年も前からあったんですが、実際に形になったことにすごく驚いたし、地味なおじさんばかりで映画になるんだろうかと笑いながら話をしていたので。それはしあわせで不思議な気持ちです」としみじみ。9年間をともにしたキャスト陣からも、映画化の喜びとシリーズ完結へのさみしさの、相反する気持ちがよぎったというコメントが続々と寄せられた。
 
 速水は「スーパーマーケットで買い物をしていると、奥さまがたに『映画をやらないんですか?』と声をかけられます」と語り、「スーパーマーケットのアイドルなんで。だからちょっとしたお返しができて良かった」と笑顔。速水が演じる渡辺鉄次とは“モツナベコンビ”として親しまれた監物大二郎役の鈴木も「相棒として本当に居心地のいい方だったので。その速水さんとコンビがやれないのはさみしいなと思います」と続けた。

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 そんなしみじみとしたムードに「わたしが終わると決めたわけではないですからね」と冗談めかした天海は、「もちろん、さみしくないかと言われれば、そんなことはないですけど、でもいい形で残せるのは今だろうなというのと、わたしたち自身も映画として形に残せるのがとても幸せなことなので。一番いい『キントリ』を観てくださいという気持ちです」とまっすぐ前を見据えた。

 9年間という年月は、キャスト同士の絆を非常に深める期間だったという天海。「皆さんとは健康の話、メダカの話、お墓の話とか。あとはもこちゃん(速水)に、ちょっとしたものでおいしいものをどうやって作ったらいいのかと聞いたり。お子さんがどれくらい育ってるのかと聞いたりしてましたね」と振り返ると「みんなに隠していることはないんじゃないですかね」と笑ってみせる。そしてそんな共演者たちのことを「親戚」だと感じているといい「わりと、近い存在かもしれないですね」と付け加えた。

小日向文世「ここ(背中)に刀が見えるんですよ」

 そんな天海のことを、登壇者たちは「男らしい」「アネキ」と語るなど、全幅の信頼を寄せている様子。「このチームの中では圧倒的なボスでしたね」と切り出した小日向は、「ここ(背中)に刀が見えるんですよ。美しくて、りりしくて、カッコ良くて。武士に見えて。佐々木小次郎の生まれ変わりじゃないですかね」と評し、会場は大盛り上がりとなった。

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 そんな「キントリ」について天海は、「役者でも9年続くという役がなかったので、そこを踏まえると、大きな意味を持つ作品だなと思います。もちろん他の自分がやってきた役も大事な役だという前提はありますが、すばらしいゲストの方、何よりも『キントリ』を愛してくれたファンの方のおかげで映画ができたのは夢みたいだなと思います」とあらためて感謝の思いを述べていた。(取材・文:壬生智裕)

『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』は6月16日より全国公開

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