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『インディ・ジョーンズ』初代ヒロイン、マリオンを演じたカレン・アレンの現在

左は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』より、右は2020年撮影
左は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』より、右は2020年撮影 - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ / Jeff Kravitz / FilmMagic / Getty Images

 シリーズ最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の6月30日公開に先駆けて、シリーズ第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が19日の金曜ロードショーで放送される。本作のヒロイン、マリオンは、シリーズ第4作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』にも再登場した人気キャラ。この役を務めたカレン・アレンは、どんな人物なのか。彼女のこれまでと現在に迫る。

【画像】『インディ・ジョーンズ』歴代ヒロインの現在

 人気シリーズ第1作で初代ヒロイン、マリオンを演じたカレン・アレンは、1951年生まれで、インディ役ハリソン・フォードの9歳年下。映画デビュー作は、ジョン・ランディス監督、ジョン・ベルーシ主演のコメディー『アニマル・ハウス』(1978)。同時期にウディ・アレン監督・主演の『マンハッタン』(1979)、ウィリアム・フリードキン監督、アル・パチーノ主演の『クルージング』(1980)などに出演した。

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 1981年の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が大ヒットした後も、SF映画『スターマン/愛・宇宙はるかに』(1984)、スパイク・リー監督『マルコムX』(1992)、ジョージ・クルーニー主演のディザスター映画『パーフェクト ストーム』(2000)、『TAR/ター』のトッド・フィールド監督のアカデミー賞5部門ノミネート作『イン・ザ・ベッドルーム』(2001)などに出演。そして、シリーズ第4作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)でマリオンを再び演じている。

カレン・アレン
シリーズ第4作でマリオンを再演 - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 このマリオンは、アレン自身にとっても印象深い役だった。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の40周年に行われた情報サイト Screen Rant のインタビューでこう語っている。「マリオンの役は、最初からしっくり来ました。靴がピッタリ合うみたいに。彼女は聡明で、勇気があり、逆境に強い。私がそうありたいと思う人物なんです」。また、マリオンといえばインディの顔にパンチをするシーンが強烈だが、「私自身は、これまでも今後も一生、他の人を殴ることはないと思いますが、あのシーンのマリオンの大胆さは大好きです。あのパンチには、インディと再会するまでの10年間の彼女の痛みと悲しみと怒りが詰まっているんです」と語っている。

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 そんなアレンには、マリオンとの共通点もある。それは息子が一人いること。アレンは『ドラゴンチェイサー』の俳優ケイル・ブラウンと1988年に結婚し、1990年に息子が誕生。息子が3歳の時から子育てのためにニューヨークを離れてマサチューセッツ州の田舎に移り、仕事の数を減らした。ケイルとは1998年に離婚し、息子は成長してシェフになっている。

 息子が独立したアレンは、現在も女優として活動中。日本公開作は少ないが出演作は多い。近年では、アマンダ・セイフライド主演の『闇はささやく』(2021)、ウィリアム・サドラー共演の『ア・ステージ・オブ・トワイライト(原題)/A Stage of Twilight』(2022・日本未公開)などに出演している。

 ちなみに、シリーズ最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』には、シリーズ第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』と第3作『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)の2作に登場した、ジョン・リス=デイヴィス演じるインディの友人、遺跡発掘家のサラーが3度目の登場をする。となると、アレン演じるマリオンが、3度目の登場をする可能性も!? そんな期待もしつつ、もう一度、マリオンの勇姿を見ておきたい。(文・平沢薫)

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